Jim Roche

Jim Roche guitars
 ブルース・ロック、ジャズ・ロック・シーンを主戦場に活動したギタリスト。Colosseumのオリジナル・メンバーとしても知られる。
 
 学生時代はSavoy Brownなどで活躍したブルース・ピアニストBob Hallらと活動していた。1968年夏、メロディー・メーカー誌のメンバー募集広告をきっかけにColosseumの初代メンバーに選ばれる。しかし、音楽的な志向の違いから同年末、ファースト・アルバムの録音が始まって1曲に参加しただけですぐに離脱している。

 69~70年にはサックス奏者のDon WellerやThe Music Improvisation Company、King Crimsonでの活動が知られるパーカッション奏者のJamie MuirらとのグループBorisで活動。1970年にはジャズ・ロック・バンドのEast Of Edenに加入。翌71年にはWellerを呼び寄せ、Harvestでリリースした2枚のアルバムに参加した。

 1970年代中期はWellerやジャズ系ドラマーのTony Marshらとのジャズ・ロック・バンドMajor Surgeryで活動。1977年にはジャズ・ロックの隠れた名アルバム「The First Cut」を残した。同グループの解散後には元Savoy BrownのベーシストIan Ellisと合流し、NightlifeやSouthsideなどのグループで南ロンドンのパブ・ロック、ブルース・ロック・シーンで活動。

 80年代以降もパブ・ロック系グループで演奏を続け、The AttackのシンガーRichard ‘Hershey’ Shirmanのギグ・バンドHershey & The Twelve BarsやIan StewartのプロジェクトRocket 88、ブルース・ハープの名手Shakey Vickのバックなどを務めた。

【参加アルバム】
<group>
・Colosseum
Collectors Collosseum (Bronze ILPS9173) 1971/11 ※1曲のみ

・East Of Eden
East Of Eden (Harvest SHVL792) 1971
New Leaf (Harvest SHVL796) 1971

・Major Surgery
Saint Vitus Dance (Jaguar JS3) 1973 ※カセット
The First Cut (Next! NEXT1) 1977

・Southside
Dick Lovejoy’s Original Southside United Vol.1 (AB-FAB AB CD007/MCPS MCMXCIII) 2007 ※発掘音源

・Shakey Vick Blues Band
Sunday Night And Saturday Morning (Elefanztrunk ET2004C) 1989

<session>
Night After Night/Shakey Vick (Vicksboro VB001) 1990
Boogie 4 Stu: A Tribute To Ian Stewart/Ben Waters (Eagle CTX615CD) 2011


【参加グループ】
Colosseum (1968.9-12)
Boris (1969-1970)
East Of Eden (1970.6-1972.2)
Major Surgery (1972-1978)
Southside (1978-1980)
Nightlife (1980)
Rocket 88/Ian Stewart Band (1983.3-1985.6) 
Hershey & The Twelve Bars (1988) 
Crucial Blues (1988-1989)
Shakey Vick Blues Band (1989)
Big Daddy’s Blues (1999.9)
Wolfe Witcher & His Brew (1999.11)