Mike Patto

Mike Patto vocals/piano
 1942年9月22日生まれ。グロスターシャー州サイレンセスター出身。ブルース・ロックに基調に置きながらもプログレッシヴな感性を併せ持った名グループPattoBoxerなどを率いた名シンガー。本名Michael McCarthy。

 珍しい”Patto”という芸名は若い頃に共演したことがあったバンドのギタリストJohnny Pattoにあやかって命名。学生時代からノーフォークを拠点に演奏活動し、スキッフル・グループThe Skylinersなどに在籍。当初はヴォーカルとともにギターも弾いており、同グループでは兄弟のPhilがウォッシュボードを担当していた。

 学校卒業後の1962年にThe Fretmenのメンバーとしてプロのキャリアをスタートさせる。翌1963年には新ギタリストを加えてMike & The Breakawaysに改名。1964年にはR&BグループThe Bluebottlesで活動した。同年末、グループの解散とともにロンドンに進出し、オーディションを通してRobert Stigwoodが企画したパッケージ・ツアーにThe Five DemensionsやLong John Baldryらと参加した。

 1965年にノーフォークに戻り、ギタリストIvan Zagniらが在籍していたグループThe Continentalsに加入。まもなくギグでBo Street Runnersのシンガーを務めたことで同グループの正式メンバーに迎えられ、ラスト・シングル「Drive My Car」に参加した。バンドはChicago Line Blues BandPatto’s Peopleへと発展するが、活動は短命に終わる。1966年末にはソロ名義で初のシングル「Can’t Stop Talkin’ About My Baby」(B面はBo Street Runners時代のテイク)を発表。

 1967年半ばにはビートグループのTimeboxに加入。ソウルの感性を持ったサイケ・ポップの名シングルを多数リリースする。1970年、同グループで一緒に活動してきたOllie HalsallClive GriffithsJohn Halseyとバンド名をPattoに改名、ポップ・ロックからジャズやブルースに方向転換を図り再出発を果たす。

 Vertigo、Islandからアルバムをリリース。。ブリティッシュ・ロック然とした濃密な音楽性は後年になって再評価が進んだが、当時はセールス的に振るわず、1973年には4枚目のアルバム「Monkey’s Bum」を制作するもリリースは見送られている。この頃からはJohn Halseyとパート・タイム・ギグ・グループDick & The Firemenでも活動。

 1974年には末期のSpooky Toothに加わり、ラスト・アルバム「The Mirror」の制作に携わった。同年には2枚目のソロ・シングルを発表。両作はいずれもマネージャーだったNigel Thomasが設立した新レーベルGood Earからのリリースで、Mike自身もプロモーションを担当した。

 1975年にはPattoの再編ギグでHalsallと再会、これを契機に新バンドBoxerを結成してアルバムを制作、ギグなど精力的に活動する。しかし、1976年になって喉の調子を崩し、喉頭癌の手術を受ける。

 回復後は旧友Tim Hinkleyのパート・タイム・バンドHinkley’s Heroesやメンバーを一新したBoxerを率いて活動した。1978年、Rocksでの短期活動後に病状が悪化、1979年3月4日に喉頭癌のため36歳の若さで他界した。

【参加アルバム】
<group>
・Patto
Patto (Vertigo 6360 016) 1970/11
Hold Your Fire (Vertigo 6360 032) 1971/12
Roll ‘em Smoke ‘em, Put Another Line Out (Island ILPS9210) 1972/10
Monkey’s Bum (Island) 1973 ※unreleased/95年にCD化

・Centipede
Septober Energy (Neon NE9) 1971/11

・Steve York’s Camelo Paradalis
Manor Live (Virgin V2003) 1973

・Spooky Tooth
The Mirror (Good Ear EARL2001) 1974/10

・Boxer
Below The Belt (Virgin V2049) 1976/1
Absolutely (Epic EPC82151) 1977/7
Bloodletting (Virgin V2073) 1979 ※76年制作の実質2nd

・Hinkley’s Heroes
Volume One (Akarma AK080) 1999 ※Italy 70年代後半の音源

<solo singles>
Can’t Stop Talking About My Baby/Love (Columbia DB8091) 1966/12
Sitting In The Park/Get Up And Dig It (Goodear EAR106) 1974/8

<session>
Why Not ?/Ellis (Epic EPC65650) 1973
Accidentally Born In New Orleans/Alexis Korner & Peter Thorup/Snape (Transatlantic TRA269) 1973/6
On The Road To Freedom/Alvin Lee & Mylon LeFevre (Chrysalis CHR1054) 1973/11
Snape Live On Tour/Alexis Korner (Brain 2/1039) 1974 ※Germany
Alexis Korner/Alexis Korner (Polydor 2374 109) 1974 ※Germany


【参加グループ】
The Skyliners
The Fretmen (1962-1963)
Mike Patto & The Breakaways (1963-1964)
The Bluebottles (1964)
The Continentals (1965-1965.10)
Bo Street Runners (1965.10-6)
Chicago Line Blues Band (1966.6-10)
Patto’s People (1966.10-1967)
Timebox (1967.6-1969)
Patto (1970.3-1973.5)
Centipede (1971)
Dick & The Firemen (1971-1976)
Steve York’s Camelo Paradalis (1973.summer)
Spooky Tooth (1974.2-9)
Boxer (1975-1977)
Hinkley’s Heroes (1970’s 後半)
Rocks (1978)