Clive Griffiths

Clive Griffiths bass/vocals
 1945年5月16日生まれ。チェシャー州ミドルウィッチ出身。ソウル・ポップのTimeboxやブルース/ジャズ・ロック・バンドPattoで活躍したベーシスト。

 1965年、リヴァプール北のサウスポートでビート・グループTake Fiveを結成し、本格的な音楽活動をスタート。まもなくヴィブラフォン奏者のOllie Halsallらを加えてロンドンに進出、ドイツ遠征なども経験するなど腕を磨く。

 1966年秋にはグループ名をTimeboxに改名。Piccadillyと契約を果たし、1967年2月に「I’ll Always Love You」でシングル・デビューを果たす。同年夏にはシンガーにMike Patto、ドラマーにJohn Halseyが加わりラインナップが安定。68年にはDeramに移籍してリリースした4枚目のシングル「Beggin’」がチャートの38位にランクするヒットとなった。

 1969年までに多数のシングルを残すが、大きな成功を収めるには至らず、キーボードのChris Holmesが脱退した同年秋に活動を停止。1970年に入って残った4人のメンバーでグループ名をPattoに改めて再スタートを切る。それまでのソウル・ポップからジャズやブルースに方向転換し、Vertigo、Islandに計3枚のアルバムを残した。

 後年になって高く再評価されたが、当時はセールス的に振るわず1973年半ばに解散。同年に録音されていた4枚目のアルバムはリリースが見送られ、1990年代になってようやく日の目をみている。1975年のベネフィット・コンサートでの再編ギグにも参加した。このほか、Alexis KornerのグループCollective Conciousness Societyでもプレイ。

 1980年代はJoe Brownのバックバンドで活動、Patto時代の仲間Halseyとも演奏した。しかし、Halseyとともにギグからの帰途、自動車事故に遭遇し重傷を追う。その後は半身不随となり、音楽活動から身を引いた。


【参加アルバム】
<group>
・Timebox
The Deram Anthology (Deram 844 8087-2) 1998 ※Deram期のシングルと未発表曲

・Patto
Patto (Vertigo 6360 016) 1970/11
Hold Your Fire (Vertigo 6360 032) 1971/12
Roll ‘em Smoke ‘em, Put Another Line Out (Island ILPS9210) 1972/10
Monkey’s Bum (Island) 1973 ※unreleased/95年にCD化

<session>
Tiswas Presents The Four Bucketeers/The Four Bucketeers (CBS BUCK1) 1980

【参加グループ】
Take Five (1965-1966.11)
Timebox (1966.11-1969.10)
Patto (1970.3-1973.5)
Alexis Korner’s Collective Conciousness Society
Joe Brown Band (1980s)