guitars/vocals
1950年3月30日生まれ。バーミンガムのハンズワース出身。Cozy Powellとの活動で知られるギタリスト。Procol Harumへの参加でも有名。
音楽一家に育ち、兄のDennis Ball、Pete Ballらと若いころから演奏活動をスタート。1960年代前半はThe Rockin’ Perfidiasやその後進グループThe Deadbeatsで活動。同グループ解散後は兄弟で別々のグループでの活動を始め、DaveはThe Madding Crowdというグループに加わりドイツを拠点に活動した。
1967年、Dennisと再合流してブルース・バンドChicago Hushに加入。翌1968年にDennisとともにバンドを離れ、兄PeteがThe Sorcerors、その後進バンドYoung Bloodで一緒に活動していたドラマーCozy Powellと新バンドを構想。Cozyとはドイツ時代からの仲間で同じ借り家をシェアする友人だった。
1968年秋、同バンドはThe MoveのヴォーカリストだったAce Keffordと合体しAce Kefford Standに発展。翌69年4月にシングルでデビューを飾るも、同年半ばにKeffordが離脱し、バンドは一時活動を停止。PowellはBakerlooに加わるが、秋にはすぐに戻り、新たにグループ名をBig Berthaに改め活動を開始する。
10月にシングル「This World’s An Apple」をリリース。同盤はBig Bertha featuring Ace Kefford名義でのリリースで、実質的にはAce Kefford Standのセカンドに当たるもの。Big Berthaは1971年まで活動するが、PowellがJeff Beck Groupに引き抜かれるアクシデントもあって1971年夏に解散している。
1971年8月にはRobin Trowerの後任でProcol Harumに加入し、オーケストラとの共演作「 Live in concert with the Edmonton Symphony Orchestra」に参加した。1972年9月に脱退しLong John Baldry Bandに加入。ここで再びDennisと合流してLong Johnのソロ・アルバム「Good To Be Alive」の録音に参加した。
同年11月にはDennisとともに盟友Powellと再合流してハード・ロック・バンドThe Beastを結成。まもなくグループ名をBedlamに変え、セルフ・タイトルのアルバムをリリースした。1980年頃はオーストラリア人シンガーDuffoのバックを務めたほか、以降オーストラリアやニュージーランド、さらにオマーンやサウジアラビアなど中東でも音楽活動を行っている。
【参加アルバム】
<group>
・Procol Harum
Live In Concert with The Edmonton Symphony Orchestra (Chrysalis CHR1004) 1972/4
・Bedlam
Bedlam (Chrysalis CHR1048) 1973/8
・Duffo
The Disappearing Boy (PVK PVK2) 1980
<session>
Twice Around The Houses/Jonathan Kelly (RCA SF8262) 1972
Good To Be Alive/Long John Baldry (GM GML1005) 1973
【参加グループ】
The Rockin’ Perfidias (1962-1963)
The Deadbeats (1963-1965)
Thomas Paul’s Blues Disciples (1965)
The Little People (1965-1966)
The Madding Crowd (1966-1967)
Chicago Hush (1967-1968.4)
Ideal Milk (1968.mid) ※rehearsal band
Ace Kefford Stand (1968.9-1969.mid)
Big Bertha (1969.10-1971.8)
Procol Harum (1971.8-1972.9)
Long John Baldry Band (1972.9-11)
The Beast/Bedlam (1972.11-1974.4)
Duffo (1980-1981)
Nicole Barclay Band
Melnourne To Memphis
Euro Trash