活動期間1969.10-1971.8
Cozy PowellとBall兄弟によるバーミンガムのバンド。元The MoveのAce Keffordを中心とするグループAce Kefford Standの後進。
1969年夏、Ace Keffordの離脱により活動が一時停滞。これに伴いPowellはBakerlooに加入するが、わずか1度のギグを消化したのみでリーダーのDave ClempsonがColosseumへ加入。このため、Powellは再びBall兄弟と活動することにし、新ヴォーカリストに元Brunning Sunflower Blues BandのPeter Frenchをオーディションで加えて、バンド名を新たにBig Berthaに改名する。
同年秋にリリースされたシングルは契約消化のためのもので、B面がAce Kefford Stand時代の音源が使用され、クレジットもBig Bertha featuring Ace Kefford名義でリリースされた。
ほどなくしてグループにフィットしなかったFrenchに代わって、新ヴォーカルに元Tintern AbbeyのDave McTavishが加入。両面McTavishのオリジナルとなるシングル「Munich City」を西ドイツでリリースするが、商業的な成功を収められずにほどなくMcTavishも離脱している。同年には同じMickie MostのプロダクションだったJeff Beckとのセッション活動でPowellが離脱(この時の代役が同郷のMac Pooleか?)する事態も起きている。
Beckとの活動がパーマネントなものにならずPowellが復帰した後は主にトリオ編成で活動。1970年末のハンブルグのライブが2004年に発掘音源としてリリースされている。1971年春にはPowellが正式にJeff Beck Groupでの活動に入るために離脱、その後もBall兄弟はバンド存続を試みるも夏には活動を停止した。
Dave BallはProcol Harumへ、Dennis BallはLong John Baldryのバック・バンドに加わった。PowellとBall兄弟は1972年11月に再び集結、Bedlam(当初はBeastを名乗る)を結成しアルバム1枚を残した。
<albums>
Cozy Powell’s Big Bertha (Zoom Club ZCRCD17) 1999 ※1970年12月ハンブルグでのライブ
<singles>
This World’s An Apple/Gravy Bobby Jam (Atlantic 584 298) 1969/10
※Big Bertha featuring Ace Kefford名義
Munich City/Funky Woman (United Artists UA35142 ) 1970 ※Germany
【メンバー変遷】
#1 (1969.10-12)
Peter French:vo
Dave Ball:g
Dennis Ball:b
Pete Ball:key
Cozy Powell:ds
#2 (1969.12-1970.mid)
Dave Ball:g/vo
Dennis Ball:b/vo
Pete Ball:key
Cozy Powell:ds
Dave McTavish:vo
#3 (1970.mid-1971.4)
Dave Ball:g/vo
Dennis Ball:b/vo
Cozy Powell:ds
※Mac Poole:ds