Ray Royer

royer,ray guitar
 1945年10月8日生まれ。サフォーク州パインウッド出身。Procol Harumのオリジナル・ギタリスト。

 1967年春、メロディ・メーカー誌のメンバー募集広告を通してProcol Harumの結成に参加。元The ParamountsGary Brookerと詩人Keith Reidが知り合い、ソングライティング・チームを組んで曲作りをスタート。この時につくったデモ作品にDeramが興味を示したことをきっかけとしてバンド・メンバーが集められることとなり、オーディションを通じて初代ギタリストに選ばれる。

 5月にリリースされたデビュー・シングル「青い影」が英国チャートで6週連続の首位を記録するなど世界的な空前の大ヒットを記録して一躍人気バンドに。しかし、同年夏に早くもドラマーのBobby Harrisonとともに脱退。同じく解雇されたマネージャーのJonathan WestonとHarrison、若手シンガー/ベーシストのSteve Shirleyらともに新バンドFreedomを結成した。Procol Harumからの離脱は「青い影」が予想外に大ヒットしたことに伴うマネージメントの変更とそのゴタゴタに巻き込まれてしまったのが真相と言われている。

 まもなくイタリアの映画プロデューサー・ディノ・デ・ラウレンティスの映画サントラ製作をスタート。本作はイタリアのみで1969年に「Nero Su Bianco」としてリリースされた。本国では1968年半ばにはMercuryからデビュー・シングル「Where Will You Be Tonight」をリリース。B面の「Trying To Get A Glimpse Of You」はRoyerの作。翌年初頭にはセカンド・シングル「Kandy Kay/Escape While You Can」(同曲もB面がRoyerのオリジナル曲)を発表する。しかし、リアクションは薄く、リーダー格のHarrisonとの対立もあってグループを去った。


【参加アルバム】
・Freedom
Nero Su Bianco (Atlantic RiFi08028) 1969 ※Italy


【参加グループ】
Procol Harum (1967.4-7)
Freedom (1967.summer-1969.late)