bass/vocals
The Crazy World Of Arthur Brownのベーシストとして有名。激レアで知られる1972年に残した唯一のソロ・アルバムは隠れ名盤としてファンに人気の1枚となっている。
それまでベースレスの変則3人編成だったThe Crazy World Of Arthur Brownがツアーを前に4人目のメンバーを必要とし、オーディションを受けて加入。当初はSean Nicholas(本名か?)と名乗っていた。
エキセントリックなArthur Brownのヴォーカル・スタイルとVincent Craneの技巧的なハモンド・オルガンを駆使してアンダーグラウンド・シーンから人気に火が付き、セカンド・シングル「Fire」が英米で大ヒットを記録。セルフ・タイトルの唯一のアルバムにも参加した。
同グループ脱退後の1971年にはThe Crazy World Of Arthur Brownで短期ながら一緒に演奏したキーボードのDick HenninghamとSteve Hillageの新グループKhanの結成に参加。Deramから72年にリリースした唯一のアルバム「Sea Shanty」を制作。商業的な成功は収められなかったが、後にカンタベリー系ロックの良作の1枚と再評価される。
アルバム・リリース後の1972年半ばにグループを離脱し、Khanで一緒になったHenninghamやドラマーのEric Peacheyらの協力で唯一のソロ・アルバム「Cold Cuts」を発表した。同作オリジナル盤はメガレア・アイテムとして知られる作品で、不気味なジャケット・デザインが印象的なプログレッシヴ感覚を持ち合わせた好盤。
【参加アルバム】
<group>
・The Crazy World Of Arthur Brown
The Crazy World Of Arthur Brown (Track 2407 012) 1968/9
・Khan
Sea Shanty (Deram SDL11) 1972/5
<solo>
Cold Cuts (Kingdom KVL9002) 1972
<session>
Tidewave/Robin Dransfield (Topic 12TS414) 1980
【参加グループ】
The Crazy World Of Arthur Brown (1967.8-1969)
Khan (1971.4-1972.6)