Ralph Evans

Ralph Evans guitars/vocals
 カーディフ出身のギタリスト。Sassafrasのオリジナル・メンバー、中心人物として長く活動した。

 元々はドラマー志望だったが、兄が在籍していたバンドJeff & The G Menの演奏を見て、同バンドの顔だったMicky Geeのプレイに魅了され15歳の時にギタリストとしてバンド活動を始める。1960年代中期はThe Allan James Comboなどのセミプロ・バンドで演奏。この頃にはGeeやAndy Fairweather-Low、さらにクラスメイトだったキーボード奏者のBlue Weaverが在籍したバンドThe Sect ManiacsにGeeの後任としてギグに参加。バンドはまもなくAmen Cornerとしてロンドン進出を果たすが、これには加わらなかった。

 1968年ごろからカーディフのクラブで演奏するなど本格的なプロ・ミュージシャンとして活動を開始。まもなくRicky John Holtと出会いWolfを結成。ドラマーが元UniverseRob Reynoldsにチェンジしてトリオ編成でSassafrasとして活動をスタートさせる。

 まもなくギターにDai Shellをスカウトし、さらにリード・ヴォーカルにTerry Bennettを加えてサウンドの増強を図る。Daiのスタジオでリハーサル、デモ・テープを制作して売り込んだ結果、Polydorとの契約を獲得。73年にデビュー作「Expecting Company」をリリース。

 メンバーチェンジを経て、75年にはChrysalisに移ってセカンド「Wheelin’ ‘N’ Dealin’」、翌76年には「Riding High」を発表。米国志向の爽快なブギー・サウンドを聞かせ、『英国のイーグルス』の異名を取った。

 スタジオ・アルバムはこれが最後となたったが、その後もメンバーチェンジを繰り返しながらギグを続けた。一時活動を休止したが、2000年に再編を果たした。


【参加アルバム】
・Sassafras
Expecting Company (Polydor 2383 245) 1973
Wheelin’ ‘N’ Dealin’ (Chrysalis CHR1076) 1975
Riding High (Chrysalis CHR1100) 1976
Sassafras Live (Iberico IB89001) 2002

Over The Rainbow – The Last Concert Live!/V.A. (Chrysalis CHR1079) 1975 ※1曲


【参加グループ】

The Allan James Combo (1966)
The Sect Maniacs (1966)
The Loggers (1968-1969?)
Wolf (1969)
Sassafras (1970- )