bass/vocals
バーミンガム出身。Denny Ballとも。Cozy Powellとの活動で知られるベーシスト。
音楽一家で育ち、弟のPete Ball、Dave Ballとともに1960年代前半からThe Rockin’ PerfidiasやThe Deadbeatsを率いて演奏活動をスタート。1965年にはバーミンガムの人気グループDanny King & The Mayfair Setに加入して本格的なプロ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせる。
同グループではシングル2枚に参加するが、その後フロントマンのDanny Kingが離脱。バンド単独名義でドイツなどを主体に活動を継続するが1967年秋に解散。再び弟のDaveと合流して地元バーミンガムのブルース・バンドChicago Hushに加入するも、翌1968年4月にDaveとともに脱退。この頃にはTrevor Burtonの脱退に伴い代役でThe Moveのステージにも立ったほか、短命グループのWorkshopなどにも在籍した。
1968年半ば、弟Pete Ballが在籍していたThe Sorcerersのドラマーで友人のCozy Powell、弟Daveの3人で新グループを計画。当初、Ideal Milkとしてリハーサルを開始するが、まもなく元The MoveのAce Keffordが加入し、秋にはAce Kefford Standとして活動を始める。グループは翌年のKeffordの脱退で後進バンドBig Berthaに発展、1971年半ば頃まで活動した。
この後、シンガーLong John Baldryのバックを経て1972年には再びPowell、Daveと組んでHRバンドBedlamを結成し、アルバム1枚を残した。その後は元Uriah HeepのシンガーDavid Byronのソロ作への協力などセッション活動の一方、自身のバンドDenny & The Jetsや同じくHeep出身のKen Hensleyの短命バンドShotgunでも活動。
1984年には盟友CozyやDon Aireyら参加によるPlum And Youthのシングルをプロデュース。1980年代末からはWolfie Witcher & His Brewのメンバーとして活動した。
【参加アルバム】
<group>
・Bedlam
Bedlam (Chrysalis CHR1048) 1973/8
<session>
Good To Be Alive/Long John Baldry (GM GML1005) 1973
Cosmic Wheels/Donovan (Epic EPC65450) 1973/3
Take No Prisoners/David Byron (Bronze ILPS9342) 1975/3
Free Spirit/Ken Hensley (Bronze 203 456 320) 1980 ※Germany
<produce>
I Got You Babe/Plum And Youth (Checkmount CHK1) 1984 ※single
【参加グループ】
The Rockin’ Perfidias (1962-1963)
The Deadbeats (1963-1965)
Danny King & The Mayfair Set/The Mayfair Set (1965-1967.autumn)
Chicago Hush (1967-1968.4)
Workshop (1968)
Ideal Milk (1968.mid)
Ace Kefford Stand (1968.9-1969.mid)
Big Bertha (1969.10-1971.8)
Long John Baldry (1971-1972.9)
The Beast/Bedlam (1972.11-1974.4)
Delta
Denny & The Jets (1979)
Shotgun (1980)
Wolfie Witcher & His Brew (1980s.late-1998)