活動期間1970.4-1974.6
Deep Purpleのオリジナル・ベーシストだったNick Simperが結成したハード・ロック・バンド。Vertigoに2枚のアルバムを残した。
Purpleを解雇された後、SimperはシンガーMarsha Huntのバック・バンドWhite Trashに加入。同グループで一緒になったセッション仲間でギタリストGed Peckと新たなHRバンドを構想。ドラマーはSimperがThe Piratesで一緒だったRoger Pinner (Truth) やPeckのセッション仲間のPete Phillippsらが起用されるが、まもなく離脱し、White Trashで一緒だったMac Pooleが呼び戻される。
シンガーにはAshley Holtが決定。当初のデモ録音時ではキーボードにセッション・マン時代のRick Wakemanが参加したが、すぐに元Velvett Fogg、The Riot SquadのFrank Wilsonに交代して陣容が揃う。
Vertigoとの契約を獲得し、1970年秋にデビュー・アルバムをリリース。翌年シングル・カットされた唯一のシングルはEasybeatsのヒット曲のカバー。シングル・リリースと同時期にギターのGed Peckが脱退し、元Black AugustのPete Parksが加入。セカンド・アルバムのリリース後の1972年半ばにはドラマーのPooleが脱退してGongに移籍。代わってレーベル・メイトLegendのBarney Jamesが参加している。
1974年、HoltとJamesがRick Wakemanのバックでライブをサポート。その時の音源が5月にライブ盤「Journey To The Center Of The Earth」としてリリースされる。本作は全英アルバム・チャートの首位を獲得する大ヒットを記録する。
リリースとほぼ同時期にWakemanはYes離脱を決め、ソロ活動をスタート。HoltとJamesはWakemanのバック・バンドThe English Rock Ensembleでの活動を継続させることとし、グループは解散した。SimperとParksはDynamiteを結成。2003年にはMac Pooleの60歳のバースデー・ギグで、第2期ラインナップによる再編ライブが行われた。
<albums>
Warhorse (Vertigo 6360 015) 1970/11
Red Sea (Vertigo 6360 066) 1972/5
<single>
St.Louis/No Chance (Vertigo 6059 027) 1971/2
【メンバー変遷】
#1(1970.4-1971.2)
Ashley Holt:vo
Ged Peck:g
Nick Simper:b
Frank Wilson:key
Mac Poole:ds
#2(1971.2-1972.4)
Ashley Holt:vo
Pete Parks:g
Nick Simper:b
Frank Wilson:key
Mac Poole:ds
#3(1972.mid-1974.6)
Ashley Holt:vo
Pete Parks:g
Nick Simper:b
Frank Wilson:key
Barney James:ds