活動期間1965-1968.2
ウェスト・ミッドランズ出身のビート・グループ。英国HR界を代表するドラマーの1人Cozy Powellが本格的なプロ・デビューを飾った最初のグループとして知られる。
トルコの米空軍基地や西ドイツのフランクフルトなどを拠点に活動。1966~1967年にかけて西ドイツオンリーで3枚のシングルを発表した。3枚目のシングルはドイツ語での録音でKent Aston & The Sorcerers名義でリリースされている。
1968年初頭に帰国してグループ名をYoung Bloodに改名。オルガンのPete Ballは後にPowellとAce Kefford StandやBig Berthaで活動するDenny Ballの弟でDave Ballの兄。Cozyは帰国後、Ball兄弟と合流。
<singles>
Sweet Love/With You (SABA SB3077) 1966/6
Love Is A Beautiful Thing/Amen (Paletten 6677/11) 1967
Baby Laß Uns Tanzen Gehn/I Love A Girl From Heidelberg (Kerston 60019) 1967
※3枚目のシングルはKent Aston & The Sorcerers名義
【メンバー】
#1 (1965-1968.2)
Ken Aston:vo
Chris Moore:g
Roy Black:b
Pete Ball:key
Colin “Cozy” Powell:ds
※この時期のCozyの動向は、資料や彼を扱ったウェブ・ページでもかなりまちまち。混乱の元になっているのはCasey Jones & His Engineersの在籍時期。なぜか1968年の2~4月となっているが、The Engineersの活動は1965年初頭のドイツ・オンリーのシングルまでで、その後JonesはThe Governorsというバック・バンドを率いている。多分、Cozyの在籍期間は1968年ではなく1965年の間違いと思われる。ちなみに1963年にはEric Claptonが在籍していた。
流れとしては、The Coralsが解散して、まもなくThe Engineersへと加入。評判を聞いたPete BallがCozyをスカウトしてThe Sorcerersに引き入れる(フランクフルトではライバル・バンドだったらしい)という流れだと思う。