活動期間1967-1969.12
Uriah Heepの前身バンド。セミプロ・グループだったThe Stalkersが発展。
ギタリストのMick BoxとシンガーDavid Garrickを中心に1967年に結成。すでにヒットを放っている同名シンガーがいたことから、GarrickはまもなくByronに改名している。当初ベースはBarry Greenだったが、すぐに離脱。代わってThe Stalkers時代の仲間だったAlf Raynorが呼び戻される。シングル用の録音に望むが、ほどなくRaynorが解雇され、後任に元The GodsのPaul Newtonが加入している。
1968年11月に唯一のシングル「What About The Music」をリリース。マーキーへの出演も果たし、年末には国内ツアーも敢行した。しかし、69年初頭、ドラマーのNigel Pegrumが脱退して活動は一時停滞。一時的にThe Playと名乗っていたこともあった。Pegrumはこの後プログレッシヴ・ロック・バンドGnidrologやフォーク・ロックのSteeleye Spanで活動。
この頃マネージャーはNewtonの父が務めており、69年に入ってPaulの父が知り合いだったプロデューサーのGerry Bronにコンタクトを取ったことがきっかけとなり、レコーディングの機会を得ている(この時の未発表音源が発掘音源として後にリリース)。
同年後半にはセカンド・シングル用の録音を行うが、当時リリースされなかった。1969年に入るとRoy SharlandやColin Woodらがサポート・メンバーとしてギグなどでキーボードを担当。同年末、正式メンバーのキーボード奏者の必要性からPaul NewtonのThe Gods時代の仲間Ken Hensleyが加入。このラインナップでUriah Heepに改名した。
オリジナル・ベーシストのBarry Greenは、70年代に入りBarry Blueという名前でソロ・アーティストとしてヒットを記録。その後もプロデューサー、ソングライターとして活躍した。
<album>
The Lansdowne Tapes (RPM 115) 1993/7 ※未発表音源
<single>
What About The Music/love (United Artists UP2246) 1968/11
【メンバー変遷】
#1 (1967)
Mick Box:g
David Garrick:vo
Barry Green:b
Nigel Pegrum:ds
#2 (1968.1-6)
Mick Box:g
David Garrick:vo
Alf Raynor:b (ex-The Stalkers)
Nigel Pegrum:ds
#3 (1968.6-1969.1)
Mick Box:g
David Garrick:vo
Paul Newton:b (ex-The Gods)
Nigel Pegrum:ds → Gnidrolog
#4 (1969.2-summer) ※The Play
Mick Box:g
David Byron:vo
Paul Newton:b
Alex Napier:ds
※Roy Sharland:key (サポートメンバー)→ Fuzzy Duck
#5 (1969.summer-12)
Mick Box:g
David Byron:vo
Paul Newton:b
Alex Napier:ds
※Colin Wood:key (サポートメンバー)
#6 (1969.12)
Mick Box:g
David Byron:vo
Paul Newton:b
Alex Napier:ds
Ken Hensley:key/vo (ex-Toe Fat)