活動期間1970.mid-1972.10
ジャズやソウル、ラテン・ミュージックなど多様な音楽性を包括したプログレッシヴ・ロック・グループ。Roger Deanがデザインを手掛けたセカンド・アルバムが有名。
Terry Reid Bandで一緒になったキーボードのPete SolleyとドラマーKeith Webbが新バンドを構想。Grisby Dykeにいたシンガー/キーボードのLou StonebridgeとギターのDerek Foley、The World Of Ozに在籍していたPeter Beckettの5人編成で1970年に結成。
ダブル・キーボード編成で時にSolleyのヴァイオリンが加わるテクニカルで多彩な演奏が評判を呼び、まもなく新興のプログレッシヴ・レーベルBronzeと契約。1971年春、Philamore LincolnことJulien Covey(Philip Kinorra)がプロデュースに当たったセルフ・タイトルのアルバムでデビュー。レーベル・メイトのUriah Heepらと精力的にツアーを行う。
1972年4月にはツアーの連続に嫌気がさしたFoleyとStonebridgeが脱退。代わって米国人ギタリストのJoe Jammerを加えて活動を継続し、同年夏にはRoger Deanによる秀逸なジャケット・アートでも有名なセカンド・アルバム「Charge! 」を発表。同年9月には4人編成になって初録音のセカンド・シングル「Sweet Sweet Music」をリリースするが、まもなく活動を停止した。
サウンドの核を担ったSolleyはその後、SnafuやProcol Harum、Whitesnakeなどの名グループで活動したほかセッション・マンとしても成功。Stonebridgeは同じBronzeにレーベルを移したMcGuinness Flintに加わった。Pete Beckettは1974年に米国へ移住し1970年代後半にPlayerを結成して商業的な成功を得た。Joe Jammerは1973年にソロ・アルバムをリリースしている。
<albums>
Paladin (Bronze ILPS9150) 1971
Charge! (Bronze ILPS9190) 1972
<singles>
Anyway/Giving All My Love (Bronze WIP6108) 1971
Sweet Sweet Music/Get One Together (Bronze BRO3) 1972/9
【メンバー変遷】
#1(1970-1972.4)
Lou Stonebridge:vo/key
Derek Foley:g/vo
Peter Beckett:b/vo
Pete Solley:key/vln/vo
Keith Webb:ds
#2(1972.4-10)
Peter Beckett:b/vo
Pete Solley:key/vln/vo
Keith Webb:ds
Joe Jammer:g/vo