Mainhorse

Mainhorse 活動期間1969-1971
 Patrick Morazを中心とするハード・プログレッシヴ・ロック・バンド。1971年にPolydorから同名アルバムをリリースした。

 1969年夏に新グループ結成のためスイスから渡英したキーボード奏者のPatrick MorazとベーシストJean Ristoriがメロディ・メーカー誌でメンバーを募集、応募してきた当時17歳のドラマーBryson Grahamと元World Of Oz、The Pieces Of MindのシンガーDavid Kubinecと合流してグループの母体が出来上がる。

 4人はスイスに戻り、Morazが活動していたジャズ・グループのメンバーだったギターのAuguste De Antoniとセカンド・ドラマーのArnold Ottを加えて当初はIntegral Aimと名乗り活動をスタート。3カ月後に結婚を期にOttが脱退し5人編成となる。

 ジュネーブのスタジオでリハーサルを重ね、スポンサーとなった大富豪の航空会社の名前からMainhorse Airlineに改名する。しかし、1970年にKubinecが心臓発作に見舞われドクターストップがかかり、離脱。まもなくギターのAntoniも抜けたため、Brysonの友人のギタリストPeter Lockettが加わり4人編成となる。英国に戻り、1971年にPolydorとの契約を果たし、グループ名をMainhorseに短縮しハード・プログレッシヴ・ロックの名作と評価の高い唯一のアルバムをリリースした。

 グループ解散後、MorazはRefugeeを経てYesに加入、ソロとしても活躍した。GrahamはGary Wrightのバックや後期Spooky Toothで活動。KubinecはThe Ratsやソロとしても活動した。2007年に唯一のアルバムの原型となった楽曲を含むKubinec在籍時1969~70年のデモ音源が発掘音源として発表された。

<albums>
・Mainhorse
Mainhorse (Polydor 2383 049) 1971

・David Kubinec’s Mainhorse Airline
The Geneva Tapes (Oak OAK3) 2007 ※発掘音源


【メンバー変遷】
#1 Integral Aim (1969)
David Kubinec:vo
Patrick Moraz:key/vo
Auguste De Antoni:g
Jean Ristori:b/vo
Bryson Graham:ds
Arnold Ott:ds

#2 Mainhorse Airline (1969-1970)
David Kubinec:vo
Patrick Moraz:key/vo
Auguste De Antoni:g
Jean Ristori:b/vo
Bryson Graham:ds

#3 Mainhorse (1970-1971)
Patrick Moraz:key/vo
Jean Ristori:b/vo
Bryson Graham:ds
Peter Lockett:g/vo