活動期間1971.4-1972.10
サイケデリック・バンドUrielで活動していたギタリストのSteve Hillageが結成したカンタベリー系プログレッシヴ・グループ。
ケント大学進学のためプロ・ミュージシャンを一時的に中断していたHillageが、Crazy World Of Arthur BrownのメンバーだったベースのNick GreenwoodとキーボードのDick Henninghamと結成。ドラマーは当初DeliveryのPip Pyleだったが、まもなくPyleがGong加入のために脱退し、代わって元Dr. K’s Blues BandのEric Peacheyが加わった。
アルバム「Sea Shanty」の録音を開始した矢先の71年秋にHenninghamが離脱したため、HillageのUriel時代の仲間でEggのDave Stewartをゲストに迎えてアルバムを完成させた。
72年に入って新キーボード奏者にVal Stevensが加入。6月にはEggの解散に伴いStewartを正式メンバーに迎え、さらに脱退したGreenwoodに代わってハットフィールド出身で元OctopusのNigel Griggsを加えるが、商業的な成功を収められず同年秋に解散した。
解散後、HillageはKevin Ayersとの活動を経てGongに加入。StewartはHatfield & The Northに加わった。Griggsはセッション・シンガーのJohn Carterの覆面バンドKincadeで活動。GreenwoodはHenningham、Peacheyらの協力で72年にソロ・アルバムを発表している。
<albums>
Sea Shanty (Deram SDL11) 1972/5
【メンバー変遷】
#1 (1971.4-mid)
Steve Hillage:g/vo
Nicholas Greenwood:b
Dick Henningham:key
Pip Pyle:ds
#2 (1971.mid-11)
Steve Hillage:g/vo
Nicholas Greenwood:b
Dick Henningham:key
Eric Peachey:ds
#3 (1971.11-1972.1)
Steve Hillage:g/vo
Nicholas Greenwood:b
Eric Peachey:ds
※Dave Stewart:key
#4 (1972.1-6)
Steve Hillage:g/vo
Nicholas Greenwood:b
Eric Peachey:ds
Val Stevens:key
#5 (1972.6-10)
Steve Hillage:g/vo
Eric Peachey:ds
Dave Stewart:key
Nigel Griggs:b