Blonde On Blonde

Blonde On Blonde 活動期間1967-1972
 Bob Dylanの名作アルバムをバンド名にした南ウェールズ・ニューポート出身のプログレッシヴ・ロック・グループ。

 1967年、南ウェールズからロンドンへと進出を果たしたGareth JohnsonLes HicksRichard Hopkinsの3人が、ロンドンを拠点にRockhouse Bandのフロントマンとして活動していたRalph Denyer、フォーク・シーンで活動していたSimon Lawrenceを加えて編成を固定、ミドル・アースなどで演奏活動を開始する。この頃にはJefferson Airplane初のUKツアーのサポート・アクトを経験。翌1968年になってPyeとの契約を獲得し、シングル「All Day, All Night」でデビュー。

 1968年には半ばにはLawrenceが離脱し4人編成に。翌1969年にはサイケデリック色を残した初アルバム「Contrasts」をリリースしたほか、同年夏にはワイト島フェスに出演を果たすなど精力的に活動した。この後、Denyerが脱退(ジャズ・ロック・バンドAquilaを結成)。代わって同郷・南ウェールズを拠点にThe Cellar Setというブルース・バンドで活動していた弱冠18歳のDave Thomasを迎える。

 新たにEmberと契約し、1970年秋には隠れたプログレッシヴ・ロックの名作として後に高く再評価される「Rebirth」をリリース。しかし、同作で印象的なキーボード・プレイを聞かせたHopkinsが離脱する。翌年にはサード・アルバム「Reflections On A Life」を発表するも商業的な成功を得ることができず、ついに中心人物のGareth Johnsonも脱退。グループの存続が難しい状態となり、残った3人で残ったギグを消化してまもなく解散を余儀なくされた。

<albums>
Contrasts (Pye NSPL18288) 1969
Rebirth (Ember NR5049) 1970/11
Reflections On A Life (Ember NR5058) 1971/10

<singles>
All Day, All Night/Country Life (Pye 7N17637) 1968/11
Castles In The Sky/Circles (Ember EMBS279) 1970
Sad Song For An Easy Lady/Happy Familes (Ember EMBS316) 1972 ※未リリース


【メンバー変遷】
#1 (1967-1968.mid)
Ralph Denyer:vo/g
Simon Lawrence:g/vo
Garth Johnson:g/fl
Richard Hopkins:b/key
Les Hicks:ds

#2 (1968.mid-1970)
Ralph Denyer:vo/g → Aquila
Garth Johnson:g/fl
Richard Hopkins:b/key
Les Hicks:ds

#3 (1970-1971)
Garth Johnson:g/fl
Richard Hopkins:b/key
Les Hicks:ds
Dave Thomas:vo/g

#4 (1971-1972.early)
Garth Johnson:g/fl
Les Hicks:ds
Dave Thomas:vo/g/b
Graham Davies:g/b/vo

#5 (1972)
Les Hicks:ds
Dave Thomas:vo/b
Graham Davies:g/vo