Cozy Powell’s Hammer

Powell's hammer 活動期間1974.5-1975.4
 Jeff Beck GroupBedlamでの活動を経てソロに転じた名ドラマーCozy Powellが結成した自身のリーダー・グループ。

 ヴォーカルはBedlamでCozyと一緒に活動していたFrank Aielloが引き続き担当。ギターには元Wild TurkeyBernie Marsden、ベースにはJeff Beck Group時代にCozyとリズム・セクションを組んだClive Chaman、キーボードはDon Aireyと名手を揃えた布陣に。まもなくベースには元Gilgamesh、HansonでCozyとこの後に多く共演を果たすNeil Murrayに交代した。

 1973年秋にリリースされたCozyの初ソロ・シングル「Dance With The Devil」がチャートの3位に上昇する大ヒットを記録。さらにセカンド「The Man In Black」が18位、サード・シングル「Na Na Na」も10位のヒットと、リリースした3枚のシングルのいずれもが好セールスを収める。

 しかし、75年春にCozyがレーサーへの転向を表明しグループは解散。Cozyは同年夏には音楽界に復帰し短命バンドStrange Brewを結成。MarsdenはBabe Ruthに加入、MurrayとAireyはColosseum II の結成に参加している。

 CozyはBlack Sabbath脱退後の1992年、ともに脱退したヴォーカルのTony MartinとともにHammer名義でドイツ・ツアーを敢行した。2人とも同年にソロ・アルバムをリリースしており、合同プロモーション・ギグを行ったもの。両者のアルバムに参加したNeil Murray(Murrayも同時期にBlack Sabbathを離脱)がベースを務めている。

<singles>
・Cozy Powell名義
Dance With The Devil/And Then There Was Skin (Rak RAK164) 1973/10
The Man In Black/After Dark (Rak RAK173) 1974/5
Na Na Na/Mistral (Rak RAK180) 1974/7


【メンバー変遷】
#1 (1974.5-9)
Cozy Powell:ds
Frank Aiello:vo
Bernie Marsden:g
Clive Chaman:b
Don Airey:key

#2 (1974.9-1975.4)
Cozy Powell:ds
Frank Aiello:vo
Bernie Marsden:g
Don Airey:key
Neil Murray:b

#3 (1992.11)
Cozy Powell:ds
Tony Martin:vo
Neil Murray:b
Mario Parga:g