Skip Alan

Alan,Skip drums/vocals
 1948年6月11日生まれ。ミドルセックス州ウェストミンスター出身。本名Alan Ernest Skipper。The Pretty Thingsで長く活動したドラマー。Skip Allenの表記も。

 1960年代前半はロンドンで自身のグループSkip Alan Trioを率いて活動。1965年にはDonovanのデビュー・アルバムおよびセカンドのレコーディングやThemに参加するなどセッション・ドラマーとしても活動。一方でViv Princeの代役としてThe Pretty Thingsのステージを度々ヘルプしており、素行不良で解雇されたPrinceに代わって同年11月に正式メンバーとなった。

 正式なクレジットはないものの、12月にリリースされたセカンド・アルバム「Get The Picture?」のレコーディングにも参加(リイシューされた際のボーナス・トラックには参加クレジットあり)。1968年、フランス・ツアーの際に知り合ったフランス人女性と結婚し、そのまま同国にとどまることを決め脱退。4作目の傑作アルバム「S. F. Sorrow」には1曲のみ参加している。

 1969年秋にはAlanの後任ドラマーTwinkが脱退したためThe Pretty Thingsに復帰。以降、リーダーPhil Mayが脱退を表明し事実上の解散となった1976年まで在籍しバンドを支えた。1971年半ばに一時活動を休止となった際にはSunshineに在籍。同グループでともに活動したJack GreenGordon Edwardsも後にThe Pretty Thingsに加入している。

 1976年6月、リーダーMayの脱退に伴い残った4人のメンバーでグループ名をMetropolisに改名し活動を続行したが、思うような成果を得られずレーベル側から契約を打ち切られ1977年末に解散した。

 その後、父親の事業を引き継ぐため音楽業界を離れた。ただ、1978年のオランダでの再結成ライブ、さらに1980年の再編アルバム「Cross Talk」の制作にも参加。以降、1980年代の2枚のアルバムを除いて、90年代以降のアルバム制作に参加している。1998年の「S.F. Sorrow」の再演ライブ・アルバム「Resurrection」では息子Dove Skipperも参加。


【参加アルバム】
<group>
・The Pretty Things
Get The Picture? (Fontana TL5280) 1965/12 ※代役参加
Emotions (Fontana TL5425) 1967/5
S.F. Sorrow (Columbia SCX6306) 1968/12 ※1曲のみ参加
Parachute (Harvest SHVL774) 1970/6
Freeway Madness (Warner Bros. K46190) 1972/12
Silk Torpedo (Swan Song SSK59400) 1974/10
Savage Eye (Swan Song SSK59401) 1976/1
Live ’78 (Jade 6812728) 1978 ※Holland
Cross Talk (Warner Bros. K56842) 1980/8
Resurrection (Snapper Music 160042) 1998
Rage Before Beauty (Snapper Music SMACD814) 1999 ※80年代以降の録音と新録音曲
Balboa Island (Cote Basque CBCD07001) 2007/9

・Electric Banana
Hot Licks (De Wolf 3284) 1973

<session>
What’s Bin Did And What’s Bin Hin/Donovan (Pye NPL18117) 1965/5
Fairytale/Donovan (Pye NPL18128) 1965/10
A Major Fancy/John Lees (Harvest SHSM2018) 1977 ※1972録音


【参加グループ】
Skip Alan Trio
Them (1965.9-11)
The Pretty Things (1965.11-1968.3/1969.11-1971.6/1971.11-1976.6/1980-1981)
Electric Banana (1972)
Sunshine (1971.6-11)
Metropolis (1976.6-1977.12)
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