t-sax/clarinet
1945年2月18日生まれ。ランカシャー州ブライヤーフィールド出身。Keef Hartley BandやRonnie Lane’s Slim Chanceへの参加が有名なサックス奏者。ジャズやブルース、R&Bシーン、セッションなど多方面で活躍した。
独学でサックスを習得。1962年からイングランド北部のジャズ、R&Bバンドで演奏活動をスタート。翌63年には本格的にプロへと転向し、マンチェスターのビート・グループKris Ryan & The Questionsに加入した。
66年にはロンドンに出てソウル・バンドのMack’s Soundでプレイ。この頃にはポップス歌手Chris Andrewsのバック・バンドの一員としてドイツ・ツアーを経験し、請われて現地のバンドThe Magicsでも活動している。帰国後はScreaming Lord Sucthのギグやソウル・バンドThe Stewart James Inspirationなどでも演奏。
1969年にはKeef Hartley Bandに加入し、同年のセカンド「The Battle Of North West Six」および翌年リリースの「The Time Is Near」の録音に参加した。ウッドストック・フェスにも出演するなど同グループでの名演が評価を高め、70年代前半からはセッション・マンとしても数多くの録音に参加するように。
1971年にはMcGuinness Flintのセカンド・アルバムにセッション参加し、スコットランド出身のフォーク・デュオGallagher & Lyleと交流を深める。70年代中期は2人とともにRonnie Lane’s Slim Chanceに参加したほか、彼らのデュオ・アルバムのレコーディングにも参加している。76年には自身のリーダー・グループJimmy Jewell & Earsを結成、セルフ・プロデュースでジャズ系レーベルのAffinityにアルバム2枚を残した。
1978年11月に渡米。シカゴで本場のジャズ、R&Bシーンに身を投じ、自身のジャズ・カルテットや多くのブルース・マンらとの共演を果たした。1984年に帰国し、ロンドンのジャズ・フィールドを中心に演奏活動を続けた。
【参加アルバム】
<group>
・Keef Hartley Band
The Battle Of North West Six (Deram SML1054) 1969/11
The Time Is Near (Deram SML1071) 1970/11
・Ronnie Lane’s Slim Chance
Anymore For Anymore (GM GML1013) 1974/7
・Jimmy Jewell & Ears
I’m Amazed (Affinity AFF2)1977
From the First Time I Met You (Affinity AFF5)1978
<session>
Happy Birthday Ruthy Baby/McGuinness Flint (Capitol E-ST22794) 1971
The Last Cowboy/Gallagher & Lyle (A&M AMLS68273) 1974
La Booga Rooga/Andy Fairweather-Low (A&M AMLH68328) 1975
Doing A Moonlight/Alkatraz (United Artists UAS30001) 1976
Breakaway/Gallagher & Lyle (A&M AMLH68348) 1976
Stars Fade (In Hotel Rooms)/Kevin Westlake (Utopia BUL1-1388) 1976 ※US
Natural Avenue/John Lodge (Decca TXS120) 1976
Joan Armatrading/Joan Armatrading (A&M AMLH64588) 1976/9
At the End of a Perfect Day/Chris de Burgh (A&M AMLH64647) 1977/8
Vertical Hold/David Dundas (Chrysalis CHR1197) 1978
【参加グループ】
Kris Ryan & The Questions (1963.11-1965.7)
Freddie Mack’s Sound (1966)
Chris Andrews Band (1966)
Screaming Lord Sutch
The Stewart James Inspiration
Keef Hartkey Band (1969.3-12)
Ronnie Lane’s Slim Chance (1973.9-1974.7)
Jimmy Jewell & Ears (1976-1978)