活動期間1969.10-1971
所属レーベルImmediateの倒産に巻き込まれて解散を余儀なくされたカーディフ出身の大人気グループAmen Cornerの後進バンド。同グループからブラスセクションの2人がJudas Jumpに移籍、5人編成にスリム化され、バンド名もフロントマンで中心人物のAndy Fairweather-Lowの名前にちなんでシンプルなものとした。
新たにRCAと契約。1970年7月にリリースされた「Natural Sinner」はAmen Corner時代後期に録音されていたが未発表となっていたオリジナル曲で、全英シングル・チャートの6位を記録、変わらぬ人気ぶりを示した。キーフの手による印象的なファースト・アルバム「Beginning From An End」は、RCA傘下に新設されたプログレッシヴ・レーベルNeonの第1弾アルバムとして1970年に発表。Amen Corner時代のソウル・ポップから音楽性をスワンプリー色の強いロックに転換しており、コレクターに人気の1枚となっている。
しかし、Immediate時代の負の遺産(借金の肩代わりなど)や契約問題のこじれなどからメンバーは疲弊し、71年に解散した。翌72年にはドイツのHansaからレア盤で知られるアルバム「Let Your Mind Roll On」(本国では未リリース)がリリースされている。
解散後、Andyはソロ活動へ。ドラマーのDennis ByronはBee Geesのバックとして大きな成功を収めた。Blue WeaverもStrawbsを経て後にBee Geesのバック・バンドに加わった。Clive Taylorはミキサーなど裏方に転身し、後に映画音楽などを手掛けた。
<albums>
Beginning From An End (Neon NE1) 1970
Let Your Mind Roll On (Hansa 85 733IT) 1972 ※Germany
<singles>
Natural Sinner / Haven’t I Tried (To Be A Good Man) (RCA 1977) 1970/7
Road To Freedom / Tutti Frutti (RCA 2040) 1970/12
Lay It On Me / Looking For The Red Label Part 2 (Neon NE1000) 1971/5
【メンバー変遷】
#1 (1969.10-1971)
Andy Fairweather-Low:vo/g
Neil Jones:g
Clive Taylor:b
Dennis Byron:ds
Derek “Blue” Weaver:key