bass/vocals
イングランド北西ランカシャー州プレストン出身。Spooky ToothやMatthews Southern Comfortで活動したベーシスト。1970年にはソロ・アルバム「Magician」をリリース。
少年時代に聞いたElvis PresleyやChuck Berryに影響を受けてロックンロールに関心を持つようになる。子供時代からピアノやギターのレッスンを受けて育ち、まもなく学生バンドを組んで演奏活動を行うようになる。
The Prestonsというグループに加わり、この時からベーシストに転向。まもなくロンドンに出てシンガーIan Matthewsが在籍したことで知られるグループThe Pyramidのシングル・レコーディングに参加。翌年夏にはこの時に一緒になったDenny LaineのグループDenny Laine’s Electric String Bandに加入した。
1969年、Bob Griffinの後任でSpooky Toothに加入。フランスの現代音楽家Pierre Henryとの異色コラボ作品となった3rdアルバム「Ceremony」に参加した。翌1970年にはThe Pyramidで一緒になったMatthewsの要請で、Fairport Convention脱退後に彼が結成した自身のグループMatthews Southern Comfortに加入。
2枚のアルバムをリリースしたほか、カバー・シングル「Woodstock」が大ヒットを記録した。リーダーMatthews脱退後はグループ名をSouthern Comfortとして活動、その後3枚のアルバムをリリース。
1970年にはGary FarrやBlossom Toes、Spooky Toothのメンバーらの豪華サポートを受けて、良質なフォーク・ロック作品となる唯一のソロ・アルバム「Magician」を残している。
Southern Comfort解散後まもなくロック・ビジネスから離れた。
【参加アルバム】
<group>
・Spooky Tooth
Ceremony (Island ILPS9107) 1970/1 ※with Pierre Henry
・Matthews Southern Comfort
Second Spring (Uni UNLS112) 1970/6
Later That Same Year (MCA MKPS2015) 1970/12
・Southern Comfort
Frog City (Harvest SHSP4012) 1971/3
Southern Comfort (Harvest SHVL799) 1972/1
Stir Don’t Shake (Harvest SHSP4021) 1972
<solo album>
Magician (Polydor 2343 043) 1970
<session>
Summer Of Last Years/The Pyramid (Deram DM111) 1967/1 ※7″
Take Something With You/Gary Farr (Marmalede 608 013) 1969
A Question Of Roads/Marc Ellington (Philips6308 120) 1972
【参加グループ】
The Prestons (1964)
The Pyramid (1966) ※セッション参加か
Denny Laine’s Electric String Band (1967.7-1968.2)
Spooky Tooth (1969.mid-1970.2)
Matthews Southern Comfort (1970.2-11)
Southern Comfort (1970.11-1972.late)