活動期間1968-1969.autumn
1968年にバーミンガム出身のサイケデリック・ロック・グループ。Pyeにセルフ・タイトルのアルバムを1枚残した。
当初はGravy Trainというグループ名で活動。西ドイツ遠征などで腕を磨き、ヘヴィでサイケデリックな演奏が評判となる。帰国後にメンバーチェンジを経てPyeとの契約を獲得する。
1968年半ばには後にBlack Sabbathを結成するギタリストのTony Iommiを加えてギグを行うが、1度のステージだけで離脱。新ギタリストにキーボードのFrank Wilsonの友人Ian Leightonが加わるが、レコーディングを前に離脱したため、代わってIommiの従兄弟のギタリストPaul Eastmentが加入した。
同じバーミンガムのグループLove & Understanding、Jardineなどで活動していたソングライターのKeith Lawから楽曲提供の協力を受け、セルフ・タイトルの唯一のアルバムをリリース。また、1962年にThe Tornadosが大ヒットさせたカバー・インストルメンタル・シングル「Telstar ’69」を発表。ラジオDJのJohn Peelらから高い評価を受けるなど活躍が期待されたが、レーベル側の十分なプロモーションやサポートが受けられず、1969年秋に解散を迎えている。
Eastmentは解散後The Ghostを結成。グループ唯一ロンドン出身だったWilsonはロンドンに戻り、Riot Squadを経てWarhorseの結成に参加している。
<albums>
Velvett Fogg (Pye NSPL18272) 1969/1
<singles>
Telstar ’69/Owed To The Dip (Pye 7N17673) 1969/1
【メンバー変遷】
#1 (1968)
Ernie Handy:vo
Bob Hewitt:g
Mick Pollard:b
Frank Wilson:key
Graham Mullett:ds
#2 (1968.mid-late)
Mick Pollard:b/vo
Frank Wilson:key
Graham Mullett:ds
Ian Leighton:g
※Tony Iommi:g
#3 (1968.late-1969.autumn)
Mick Pollard:b/vo
Frank Wilson:key
Graham Mullett:ds
Paul Eastment:g/vo