Tony Knight

Tony Knight drums/vocals
 本名Tony Brown。1960年代は自身のリーダーグループを率いて活動したドラマー/シンガー。

 1964年、ロンドンのR&BバンドTony Knight & The Live Wiresを率いて活動。同年春、人気TV番組「Ready Steady Go!」が主催したビート・バンド・コンテストで入賞を果たしてDeccaとの契約を獲得。秋にはMickie Mostのプロデュースでシングルをリリースした。同年には入賞バンドのシングル曲を集めた編集アルバム「Ready, Steady – Win!」も発表されている。

 翌年にはブラスセクションを加えバンド名をTony knight’s Chessmenとして3月にDeccaからシングルを発表。同グループには名サックス奏者Lol Coxhillらが在籍しており、ロンドンのフラミンゴ・クラブなどで精力的なギグを行った。

 1969~1970年には後にAshman ReynoldsのヴォーカリストAliki AshmanやChessmen時代の仲間のFred D’Albertらとのギグ・バンドSweerwater Canalで活動。マーキーなどで単独演奏したほか、元ボクサーでシンガー、DJのFreddie Mackのバックバンドを務めた。 

 1970~1971年にはルーラル・ロック・デュオRod Demick & Herbie Armstrongのバックで名作アルバム「Little Willie Ramble」のレコーディングに参加。1971年にはジャズ・ロック・グループSkin Alleyに離脱したGiles Popeの後任として加入。ファンキー色を強めた活動後期の2枚のアルバムに参加した。

 1976年にはSkin Alley時代の仲間Nick Grahamとソングライティング・チームを結成。これを機に1977年にはポップ・グループAlibiを結成するが、まもなく離脱している。 
 
 
【参加アルバム】
<album>
・Tony Knight & The Live Wires
Ready, Steady – Win!/V.A. (Decca LK4634) 1964 ※編集盤/1曲

・Rod Demick & Herbie Armstrong
Little Willie Ramble (MAM MAM-AS1001) 1971

・Skin Alley
Two Quid Deal ? (Transatlantic TRA260) 1972
Skintight (Transatlantic TRA273) 1973


【参加グループ】
Tony Knight & The Live Wires (1964)
Tony knight’s Chessmen (1965)
Sweetwater Canal (1969-1970)
Demick & Armstrong (1970-1971)
Skin Alley (1971-1974)
Alibi