Reg King

Reg King vocals
 1945年2月5日生まれ。人気モッズ・バンドThe Actionの中心人物。1971年にはコアなファンから高い支持を受ける唯一のソロ・アルバムをリリースした。

 1963年、学友だったドラマーのRoger Powellとバンド結成を計画。ギターのAlan King、ベースのMike Evansを加えてThe Boys(当初はThe Boyfriednsを名乗る)を結成し、女性シンガーSandra Barryのバックとして活動。1964年春にDeccaからのシングル「Really Gonna Shake」でデビュー。同年秋にはPyeに移り、バンド単独名義でセカンド・シングル「It Ain’t Fair」を発表。両作ともにKingのオリジナル曲。
 
 1965年にはギターにPete Watsonを加えた5人編成となり、バンド名をThe Actionに改名。秋にGeorge Martinのプロデュースでシングル「Land Of One Thousand Dances」で再デビューを果たす。ソウルフルな歌唱力が評判を呼び、モッズから高い支持を受けて1967年までに5枚のシングルを発表するが、セールス的には振るわなかった。

 1967年にはマルチ奏者のIan Whiteman、Watsonに代わって元Savoy BrownのギタリストMartin Stoneが加入し、R&B、ソウル色の強かったそれまでの音楽性がフォークやブルースなど多様な方向性へとシフト。1968年にはMarmaladeレーベルでアルバムの制作が進められるが未発表に終わり、同年グループを離脱。グループは同年秋にMighty Babyに発展している。

 1969年にはレーベル側の要請でGary Farrのファースト・ソロ・アルバムをプロデュース。ソロ活動に転じて1971年にはEvans、Powell、WhitemanらThe Action時代の仲間、B.B. Blunderのメンバーの協力で唯一のソロ作をリリース。同作はコアなファンから高い支持を受ける良作ながら当時セールス的には不発に終わる。1971年はB.B. Blunderをバックに活動するが、その後音楽シーンから遠ざかった。

 再評価を受けて1998年のThe Action再結成に参加。2006年には1969年の未発表音源がリリースされた。2010年10月8日他界。


【参加アルバム】
<group>
・The Action
The Ultimate Action (Edsel ED101) 1980 ※compilation
Brain The Lost Recordings 1967/1968 (Dig The Fuzz DIG005) 1995 ※未発表音源
Uptight And Outsaight (Circle CPWC105) 2004 ※66-67BBC/1998ロンドンのライブ

<solo album>
Reg King (United Artists UAS29157) 1971
Missing In Action (Circle CPW-E10-101) 2006 ※1969年の録音/10″ limited edition

<solo single>
・Reg King & B.B. Blunder
Little Boy/10,000 Miles (United Artists UP35204) 1971/4

<produce>
Take Something With You/Gary Farr (Marmalade 608013) 1969

<session>
Thinking Back/Gordon Jackson (Marmalade 608 012) 1969/7


【参加グループ】
The Boys (1963.8-1965)
The Action (1965-1968.10/1998-2000)
Reg King & B.B. Blunder (1971.6-1972.1)