Benny Gallagher

Benny Gallagher guitar/bass/vocals/mandolin/keyboards/accordion
 1945年6月10日生まれ。スコットランドのノース・エアシャー州ラーグス出身。Graham Lyleとのフォーク・ロック・デュオGallagher & Lyleで活躍。ソングライターとしても多くの名曲を生み出したヒット・メイカー。ギターやベース、アコーディオン、マンドリンなど多様な楽器を操るマルチミュージシャンとしても知られる。

 1950年代末、ラーグスのローカル・バンドで友人のGraham Lyleがリード・ギターを務めていたローカル・ソウル・バンドThe Bluefretsにベーシストとして加入し、本格的な音楽活動をスタートさせる。

 まもなくLyleとともにソングライターとしての才能を開花させ、コンビで他アーティストへの楽曲提供を開始。64年にはThe Bluefrets時代の仲間Andrew James Galtとの共作曲「Mr Heartbreak’s Here Instead」がDean Ford & The Gaylordsのセカンド・シングルに採用される。さらにPyeからソロでデビューを果たしたGaltの65~66年のシングルにLyleとの共作曲を含むオリジナルの楽曲が採用されるなどソングライターとして本格的なデビューを果たす。

 同時にLyleとともにシンガーソングライターとしてのキャリアもスタートさせ、1967年にはロンドンに進出。Tony ReevesのプロデュースでGallagher & Lyleとしてのデビュー・シングル「Trees」を発表した。68年にはThe BeatlesのPaul McCartneyに認められ、アップル社とのソングライティング契約を獲得、女性シンガーMary Hopkinへの楽曲提供やバックで活動した。

 69年にはLyleとともにMcGuinness Flintの結成に参加。主軸メンバーとして活躍し、Graham作の「When I’m Dead And Gone」が全英2位の大ヒットを記録。初期2枚のアルバムでGrahamとともに演奏面だけでなくメインソングライターとしてバンドのけん引役を担った。

 71年に当初の目的でもあったデュオでの活躍を目指して独立。McGuinness Flintと同じく盟友Glyn Johnsをプロデューサーに迎えてデビュー・アルバムとなったCapitolからの「Gallagher & Lyle」、A&Mに移ってのセカンド「Willie And The Lapdog」など、英ルーラル・ロックを代表する佳作を次々とリリースした。

 73~74年にかけてはJohnsの要請で2人揃ってRonnie Lane & Slim Chanceの結成にも参加し、シングル「How Come」のヒットに貢献。傑作デビュー・アルバム「Anymore For Anymore」のレコーディングで活躍した。

 70年代後半にはよりポップな作風にシフトさせ、さらに2人のオリジナル曲「Breakaway」がArt Garfunkelに取り上げられたことを契機に米国でも人気に火が付き、シングル「I Wanna Stay With You」「Heart On My Sleeve」が英米でヒット、大きな商業的成功を収めた。

 1980年にデュオを解消。その後は楽曲提供やプロデュースなどを除き目立った演奏活動は行っていなかったが、1991年にはMcGuinness Flint時代の仲間Tom McGuinnessらによるManfred Mannの後進グループThe Manfredsに加わって長く活動した。

 2006年には自身のレーベルからソロとしては初のアルバム「On Stage」をリリース。翌年には初のソロ・スタジオ作「At The Edge Of The Wave」を発表。2010年には久々にLyleとのデュオを復活させ健在ぶりを示した。


【参加アルバム】
<group>
・McGuinness Flint
McGuinness Flint (Capitol EA-ST22625) 1970/12
Happy Birthday Ruthy Baby (Capitol E-ST22794) 1971/7

・Gallagher & Lyle
Gallagher & Lyle (Capitol ST21906) 1972/1
Willie And The Lapdog (A&M AMLH68148) 1973/3
Seeds (A&M AMLS68207) 1973/10
The Last Cowboy (A&M AMLS68273) 1974/9
Breakaway (A&M AMLH68348) 1976
Love On The Airwaves (A&M AMLH64620) 1977
Showdown (A&M AMLH68461) 1978
Lonesome No More (Mercury 9109 628) 1979

・Ronnie Lane & Slim Chance
Anymore For Anymore (GM GML1013) 1974/7

・The Manfreds
5-4-3-2-1 (Camden 74321 566632) 1998
L.I.V.E (no label no number) 1999

<solo albums>
On Stage (OnSong 001) 2006
At The Edge Of The Wave (OnSong 002) 2007

<produce>
Dennis Coulson/Dennis Coulson (Elektra K42148) 1973
Spirit/Mary Hopkin (Trax Music MODEN1045) 1989

<session>
Tyger-A Celebration Of William Blake (RCA SER5612) 1971
Gottle O’Geer/Fairport (Island ILPS9389) 1976/5
Rendezvous/Sandy Denny (Island ILPS9433) 1977/5
Out Of Nowhere/Joe Egan (Ariola ARL5021) 1979
Chaque Jour Est Un Long Chemin/Elsa (BMG 74321402542) 1996 ※France


【参加グループ】
The Bluefrets (1959-?)
Gallagher & Lyle (1964-1980/2010- )
The Cups (1969)
McGuinness Flint (1969.12-1971.9)
Ronnie Lane & Slim Chance (1973.9-1974.6)
The Manfreds (1991-1999)