The Koobas

koobas 活動期間1963.4-1968
 1963年に結成されたリヴァプール出身のマージー・ビート・グループ。活動後期はサイケデリック・ポップに音楽性をシフトさせ、1960年代末まで活動を続けた。

 シンガーのRoy Montrose、ギタリストのRoy Morrisらが在籍したThe Midnightersにギター/シンガーのStu LeatherwoodThunderbeatsというローカル・グループ出身のKeith Ellisが加わり結成される。デビュー当初はThe Kubasと名乗っていた。

 デビュー後に西ドイツに渡り、当時の多くのビート・グループと同様にスター・クラブへの出演を経験。その後、The Beatlesのマネージャーとして有名なBrian Epsteinに注目され、1965年2月にシングル「I Love Her」でメジャー・デビューを果たす。

 ドラマーがJohn MorrisからEllisと同じThe Thunderbeatsを経たTony O’Reillyに代わり、The Koobasに改名。Gerry & The Pacemakersが主演した映画「マージー河のフェリーポート」に出演するなど活躍し、同年末にはThe Beatles最後の本国ツアーで前座も務めている。

 活動後期はサイケデリック・ポップに音楽性をシフト。1968年までにPye、Columbiaからシングル7枚をリリース。69年(解散後?)には唯一のアルバムが発表されている。Tony Stratton Smithが後期マネージメントを務めており、この関係からEllisは68年にVan Der Graaf Generatorに加入している。解散後、Stuart LeatherwoodはThe March Hareに加入。O’Rilleyは本格デビュー前のYesBakerlooで短期プレイ。

<albums>
The Koobas (Columbia SCX6271) 1969

<singles>
I Love Her/Magic Potion (Columbia DB7451) 1965/1 ※The Kubas名義
Take Me For A Little While/Somewhere In The Night (Pye 7N17012) 1965/12
You’d Better Make Up Your Mind/A Place I Know (Pye 7N17087) 1966/4
Sweet Music/Face (Columbia DB7988) 1966/8
Sally/Champagne And Caviar (Columbia DB8013) 1967/1
Gypsy Fred/City Girl (Columbia DB8187) 1967/5
The First Cut Is The Deepest/Walking Out (Columbia DB8419) 1968/5


【メンバー変遷】
#1 (1963)
Roy Montrose:vo
Stuart Leatherwood:g/vo
Roy Morris:g/vo
Keith Ellis:b
John Morris:ds

#2 (1963.4-1965)
Stuart Leatherwood:g/vo
Roy Morris:g/vo
Keith Ellis:b
John Morris:ds

#2 (1965-1968)
Stuart Leatherwood:g/vo → The March Hare
Roy Morris:g/vo
Keith Ellis:b → Van Der Graaf Generator
Tony O’Reilly:ds → YesBakerloo Blues Line