活動期間1970.3-1971.1
当時恋人同士だった元Fairport ConventionのシンガーSandy Dennyと元Eclectionのオーストラリア人ギタリストのTrevor Lucas（後に2人は結婚）を中心に結成されたフォーク・ロック・グループ。Islandにアルバム1枚を残す。
DennyのFairport離脱もLucasと一緒に過ごす時間が欲しかったためと言われている。当初リード・ギタリストにはAlbert Leeが候補に挙がっていたが実現せず、LeeはPoet & The One Man Bandで一緒だったJerry Donahueを推薦。ベースには彼らの相棒のPat Donaldson、ドラムスにはLucasとEclectionでプレイしていたGerry Conwayが就き、後のFairport一派が勢揃いする布陣となった。
1970年半ばにIslandからセルフタイトルのアルバムをリリース。Joe Boydプロデュースによる良作に仕上がったが、経済的な理由もあって翌年１月末に解散を迎えた。LucasとDonahueは1972年にFairport Conventionに加入、その流れでSandyも1974年に正式復帰を果たしている。DonaldsonとConwayはMick Greenwoodのバック・バンドに加わったほか、多忙なセッション活動に入った。
2008年には制作途中となっていたセカンド・アルバム用のセッション音源が37年ぶりにリリースされたほか、2011年には1970年の西ドイツでのライブ音源が日の目をみた。2015年にはファーストおよび未発表のセカンド、さらに未発表ライブ音源を多数収録したDVD付き３枚組ボックスセットがリリースされた。
<album>
Fotheringay (Island ILPS9125) 1970/6
Fotheringay 2 (Fledg’ling FLED3066) 2008/9
Essen 1970 (Thors Hammer THCD006) 2011/6 ※Germany
Nothing More :The Collected Fotheringay (Island 471 848-2) 2015
※3CD＋DVDボックスセット compilation
<single>
Peace In The End/Winter Winds (Island WIP6085) 1970/6
【メンバー変遷】
#1(1970.3-1971.1)
Sandy Denny:vo/g/p
Trevor Lucas:g/vo
Jerry Donahue:g
Pat Donaldson:b
Gerry Conway:ds