Sam Sampson

sam sampson vocals/harp
 ヘヴィ・ブルース・ロック・バンドSam Apple Pieのリード・シンガー兼バンド・マスター。通称Tomcat(オス猫の愛称)。魔女がかぶるような大きな帽子がトレードマーク。

 1968年にロンドンのウォルサムストウで、後にHelp Yourselfを結成するMalcolm MorleyDave CharlesらとSam Apple Pieを結成。Deccaから翌1969年にセルフ・タイトルのアルバムでデビューを飾る。70年にはグラストンベリー・フェスに出演している。

 その後はブルース・ブームの終焉などに伴いレコード・リリースに恵まれない時期を過ごすが、スライド・ギタリストのAndy Johnsonとともに精力的なギグを展開。73年には新たにDJMとの契約を獲得し、ヘヴィ・ブルースからブギーやパブ・ロックに音楽性を変化させたセカンド「East 17」を発表。しかし、商業的な成功を得られずに1974年に活動を休止。同年にはVincent Crane以外のメンバー全員が脱退し、窮地に陥ったAtomic Roosterのギグをメンバー揃ってサポート、翌75年2月の解散コンサートまで同グループで活動した。

 同年にはJohnsonと早々に再結成を果たす。70年代後半はグループ名をThe Vipersに改め活動を続けた。1980年には再びSam Apple Pie 名義のシングルを1枚リリースしている。80年代にはJohnsonやSam Apple Pieのオリジナル・メンバーのBob RennyらとJimmy Riddle & The Piss PotsというR&Bビッグ・バンドを率いて地元を中心にギグを続けた。


【参加アルバム】
<groups>
・Sam Apple Pie
Sam Apple Pie (Decca SKLR5005) 1969/5
East 17 (DJM DJLPS429) 1973


【参加グループ】
Sam Apple Pie (1969-1974/1975-1978)
Atomic Rooster (1974-1975.2) ※サポート
The Viper
Jimmy Riddle & The Piss Pots