bass/voclas
1947年４月10日生まれ。カーディフのタイガー・ベイ出身。ウェールズが誇るＨＲバンドBudgieの中心人物。彼の個性的なハイトーン・ヴォーカルとTony Bourgeの先鋭的なギター・リフを武器に人気バンドとなった。
1967年に前身バンドHills Contemporary Grassを結成。まもなくヘヴィな音に合わせてバンド名をBudgieに改名。トリオ編成となり、ギグが評判を呼び71年にセルフ・タイトルのアルバムでデビューを果たす。
サード・アルバム収録の代表曲「Breadfan」は米国のスラッシュ・メタル・バンドで世界的な人気を誇るMetallicaがカバーしたことで、後年の再評価を高める大きなきっかけともなった。４作目の「In For The Kill」はチャートの29位にまで上昇する好セールスを記録。中堅ＨＲバンドとしての地位を築く。
1970年代後半は北米を主体に精力的に活動。70年代末にはＮＷＯＢＨＭのムーブメントに乗って人気を再燃させ、レディング・フェスのヘッドライナーを２度務めるなど活躍した。Budgieが88年に活動を休止した後はTich Gwilymらとの新パワートリオSuperclarkesでも活動。
前述のMetallicaによるカバーや後進ＨＲ/ＨＭバンドからの多くのリスペクトを追い風に1990年代半ば、さらに90年代末にBudgieを再編。唯一のオリジナル・メンバー兼バンドマスターとしてグループを支え続け、大動脈瘤の手術でリタイアを余儀なくされた2010年まで活動を続けた。復帰後は地元で音楽活動を継続している模様。
【参加アルバム】
<group>
・Budgie
Budgie (MCA MKPS2018) 1971/6
Squawk (MCA MKPS2023) 1972/9
Never Turn Your Back On A Friend (MCA MDKS8010) 1973/6
In For The Kill (MCA MCF2546) 1974/5
Bandolier (MCA MCF2723) 1975/9
If I Were Brittania I’d Waive The Rules (A&M AMLH68377) 1976/4
Impeckable (A&M AMLH64675) 1978/2
Power Supply (Active/ACTLP1) 1980/10
Nightflight (RCA RCALP6003) 1981/10
Deliver Us From Evil (RCA RCALP6054) 1982/10
Life In San Antonio (Noteworthy NP1) 2003/1 ※02年ライヴ
The Last Stage (Noteworthy NP12) 2005/1
You’re All Living In Cuckooland (Noteworthy NP15) 2006/11
We Came, We Saw (New Millennium POLOT14) 1997 ※ライブ・コンピ
Heavier Than Air – Rarest Eggs (New Millennium PILOT42) 1998 ※ライブ・コンピ
The Last Stage (Noteworthy NP12) 2004/10 ※79-85年未発表曲集
The BBC Recordings (Noteworthy NP14) 2004 ※72、76、80、81、82年ライブ
<session>
Remix & Rebirth/Tredegar (Axel AXEL1) 1994
【参加グループ】
Budgie (1967-1988/1995-1996/1999-2010)
Superclarkes (1989-