Roy O’Temro

Roy O'Temro drums
 スワンプ・ロックのCochiseやThe Lee Ridersなどのグループで活動したドラマー。

 1960年代は米国人R&BシンガーHerbie Goinsのバック・バンドThe Night-Timersやオーストラリア人ギタリストCreepy John Thomas率いる同名ヘヴィ・サイケデリック・バンドで活動。後者ではドイツでリリースされたセカンド・アルバム「Brother Bat Bone」の録音に参加している。

 1970年末にはQuiverに移籍したWillie Wilsonの後任としてCochiseに加入。ラスト・アルバムとなった通算3枚目の「So Far」の録音に参加。オープニングを飾る「Cajun Girl」など2曲を提供するなど活躍したが、本作のリリースを待たずしてバンドは1972年に解散を迎えている。

 同年にはRobert Leeらと英米混血のThe Lee Ridersを結成。Cochise時代の仲間でペダルスティールの名手B.J. Coleをゲストに同名アルバムをリリース。本作は米仏でリリースされたが、本国でのリリースは見送られている。

 セッション歴としてはCochiseの面々とともに参加したDavid Elliottのソロ作やPaul Jonesのソロ「Crucifix In A Horseshoe」、1970年当時は未リリースに終わったChimeraなどがある。


【参加アルバム】
<group>
・Creepy John Thomas
Brother Bat Bone (Telefunken SLE14617P) 1970 ※Germany

・Cochise
So Far (United Artists UAS29286) 1972

・The Lee Riders
The Lee Riders (United Artists UAG29312) 1972 ※US

<session>
Loudwater House/Tony Hazzard (Bronze ILPS9174) 1971
Crucifix In A Horseshoe/Paul Jones (Vertigo 6360 059) 1972
David Elliott/David Elliott (Atlantic K40374) 1972
Night Flight/Justin Hayward (Decca TXS 138) 1980
Chimera/Chimera (Tenth Planet TP054) 2002


【参加グループ】
Herbie Goins & The Night-Timers
Creepy John Thomas
Cochise (1970.12-1972.5)
The Lee Riders (1972- )