James Litherland

Litherland,James guitars/vocals
 1949年9月6日生まれ。ランカシャー州サルフォード出身。Colosseumのオリジナル・メンバーとして知られるギタリスト/シンガー。

 8歳で両親からギターをプレゼントされ、11歳から地元のローカル・バンドで活動を開始。学校を卒業後は働きながらバンド活動を継続し、1965年末には学友だったギタリストのSteve Boltonが在籍していたマンチェスター近郊のギター・インスト・バンドThe Modroxに加入。R&Bなどの音楽性を持ち込み、バンドはThe Puzzleと改名してビート・グループに生まれ変わるが、当のLitherlandはまもなく脱退。Litherlandの離脱後まもなくグループはJimmy PowellのバックバンドThe Dimensionsに抜擢されている。

 この後、ローカル・グループThe Go Goでプレイ。この頃にライブで感銘を受けたGraham Bond OrganisationやJimi Hendrixのプレイに大きな影響を受け、音楽性をブルース・ロックに方向転換させ、ブルース・バンドで演奏。

 1968年、メロディー・メーカー誌のメンバー募集広告に応募し、弱冠19歳でColosseumのオリジナル・メンバーに選ばれる。同グループでは若き日に影響を受けたGraham Bond Organisationに在籍していたDick Heckstall-Smithともプレイ。2枚のアルバムに参加。特にセカンド・アルバム「Valentyne Suite」は同グループの名作として高い評価を受けている。

 翌1969年秋に脱退し、John Wettonらと自身のグループJames Litherland’s Brotherhoodを結成。RCAとのレコーディング契約を結ぶが、同名グループが存在したためこの時にMogul Thrashと改名して71年にアルバム1枚をリリース。

 その後、Millionというグループで活動しながら、Lond John Baldryなどのレコーディングにも参加した。70年代半ばにはサンフランシスコに渡り活動。帰国後はBanditを結成し、アルバム1枚を残して離脱。その後はセッション活動のほか、テレビや映画音楽などを手掛けた。1990年代に入ってソロ・アルバムをリリース。シンガーソングライターのJames Blakeは息子。


【参加アルバム】
<group>
・Colosseum
Those Who Are About To Die (Fontana STL5510) 1969/3
Valentyne Suite (Vertigo VO1) 1969/11

・Morgul Thrash
Morgul Thrash (RCA SF8156) 1971/2

・Badit
Bandit (Arista ARTY148) 1977

<solo>
4th Estate ((Music Maker CMMR942) 1994
Real Men Cry (Confidential CON36759 3) 2007/1

Alexis Korner Memorial Concert Vol.2/V.A. (Indigo IGOCD2051) 1995

<session>
Yours Forever More/Forever More (RCA SF8016) 1970
Stranded/Edwards Hand (RCA SF8154) 1970
Fly On Strangewings/Jade (DJM DJLPS407) 1970
Everything Stops For Tea/John Baldry (Warner Bros. K46160) 1972/5
Just A Boy/Leo Sayer (Chrysalis CHR1068) 1974


【参加グループ】
The Puzzle (1965.late-1966.early)
The Go Go (1966)
Colosseum (1968.9-1969.9)
James Litherland’s Brotherhood/Morgul Thrash (1969.9-1971.5)
James Litherland’s Million (1971.mid)
Bandit (1976-1977)