drums
1944年５月８日生まれ。エセックス州バーキング出身。人気絶頂期のT. Rexのドラマー。本名Bill Fifield。
1969年、ファースト・アルバムのリリース後に全メンバーが離脱したMickey Jupp率いるサウスエンドのパブ・ロック・バンドLegendに加入。Vertigoに移籍してリリースしたセカンド・アルバム「Legend」の録音に参加した。同作はTony Viscontiがプロデュースを担当しており、後のパブ・ロックの源流の１枚に挙げられる名作となったが、セールス的な成功を収めるには至らなかった。
1971年にはViscontiが手掛けていたT. Rexの正式ドラマーに迎えられる。それまではMarc BolanとMicky Finnのデュオ編成によるフォーク・ロック路線だったが、1970年末にTyrannosaurus Rexからバンド名を短縮し、ベースのSteve Currieとともに４人編成へと拡大、本格的なエレクトリック路線へとシフトを図る。その第１弾アルバムとなった「Electric Warrior」が全英チャートのトップを記録する世界的な大ヒットを記録。一躍人気バンドとなり、グラム・ロック・ブームのけん引役となる。
その後1974年リリースの「Znic Alloy」まで全盛期の計４枚のアルバムに参加。Legend時代は本名のFifieldを名乗っていたが、T. Rex移籍後、Bolanの提案を受けて元のバンド名にちなんでLegendを名乗るようになった。T.Rex全盛期のメンバーはBolan、Currie、さらにオリジナル・メンバーの１人Steve Tookも1980年前後に夭折、Finnも2003年に他界したため、全盛期を知る最後のメンバーとなった。
【参加アルバム】
<group>
・Legend
Legend (Vertigo 6360 019) 1970/1 ※”Red Boot” album
David (private pressing) 2013? ※未発表音源
・T.Rex
Electric Warrior (Fly HIFLY6) 1971/9
The Slider (EMI BLN5001) 1972/7
Tanx (EMI BLN5002) 1973/1
Zinc Alloy & The Hidden Riders Of Tomorrow – A Creamed Cage In August (EMI BLNA7751) 1974/2
Billy Super Duper (Marc On Wax Ltd. ABOLAN4) 1982 ※outtakes & demos
【参加グループ】
Legend (1969.mid-1971.5)
T.Rex (1971.5-1973.11)