Keith Guster

Keith Guster drums
 サイケ・ポップ/フリーク・ビートの名グループFluer De Lysのドラマー。活動中は激しいメンバーチェンジを繰り返したが、唯一のオリジナル・メンバーとして解散までバンドをけん引した。

 1964年秋、ギター/ヴォーカルのFrank Smithらと新バンドFleur De Lysを結成。翌65年にはImmediateとの契約を獲得して同年秋にプロデューサーにJimmy Pageを迎えてシングル「Moondreams」でデビューを果たす。

 翌年4月には2ndシングルでThe Whoのカバー「Circles」をリリース。しかし、この頃までにセッション・ミュージシャンを起用したレーベル主導のシングル制作や音楽ビジネスに対する嫌気からメンバーの離脱が続き、早くも唯一のオリジナル・メンバーとなる。

 この後、後にKing Crimsonに参加するベースのGordon HaskellSpencer Davis Groupでも活躍するギタリストのPhil Sawyer、セッション・ミュージシャンとして成功するキーボードのPete Sears、シンガーソングライターのBryn Haworthらが相次いでバンドに加わり、モッズ好みのシングル多数を残した。

 また、南ア出身の女性シンガーSharon TandyやシンガーソングライターJohn Bromleyのバックとしても活動。さらにShyster、Waygood Ellisなどの変名でもシングルを制作した。1969年の解散後は、ベーシストのTago Byersとともに短期間、同じAtlanticに所属していた米国のThe Amboy Dukesで演奏した。


【参加アルバム】 
<group>
・Fleur De Lys
Reflections (FDL 1005) 1996 ※変名録音を含む編集盤

<session>
Sing/John Bromley (Polydor 583 048) 1969


【参加グループ】
Fleur De Lys (1964.9-1969.3)
The Amboy Dukes