Paul Chapman

Paul Chapman guitars/vocals/bass
 1954年6月9日生まれ。南ウェールズのカーディフ出身。UFOやLone Star、WaystedなどHRバンドで活躍したギタリスト。愛称”Tonka”

 父親がギタリストでDave Edmondsとは親戚関係に当たると言われている。9歳の頃からギターを弾き始め、その後、学生バンドで演奏を開始。1970年ごろはKimla TazTich GwilymJohn MorganらとのRainやSad Samなどのローカル・グループで活動した。

 1971年、Universeで活動していた時、Gary Mooreの後任としてSkid Rowから誘いを受け、アイルランドへ。Skid Rowのカーディフ公演の時にオープニング・アクトを務め、その際に一緒にジャム・セッションを行ったのがきっかけ。しかし、体調を崩して半年ほどで脱退しカーディフへと戻り、Gwiylmが再編したKimla Tazに加入。

 1974年、ライブ・サポート・メンバーとしてUFOのセカンド・ギタリストに抜擢される。ギグでMichael Schenkerとのツイン・ギターを構想したバンド側からの要望だったが、Schenkerがスタジオ盤でのChapmanの参加を拒んだため、半年ほどの在籍期間となった。

 1975年にはKenny DriscollTony Smithが結成したLone starに加入。2枚のアルバムを残したほか、レディング・フェスに出演するなど期待を集める。しかし、パンクの台頭などに伴いレコード会社から十分なサポートを得ることができなくなる。78年11月にはSchenkerの脱退に伴いUFOへの再加入が決まり、バンドは解散。77年夏にもSchenkerの失踪で代役として全米ツアーに参加していたこともあり、この経験も加入の後押しとなった。

 UFOではSchenkerの後任という重責を全う、一時解散する1983年まで在籍し4枚のオリジナル・アルバムに参加した。1984年にはUFOのPete Wayが結成したWaystedに加わっている。

【参加アルバム】
<groups>
・Lone Star
Lone Star (Epic EPC81545) 1976/8
Firing On All Six (CBS 82213) 1977/8
BBC Radio 1 Live In Concert (windsong WINCD059) 1994/5

・UFO
No Place To Run (Chrysalis CDL1239) 1980/1
The Wild, The Willing & The Innocent (Chrysalis CHR1307) 1981/1
Mechanix (Chrysalis CHR1360) 1982/2
Making Contact (Chrysalis CHR 1402) 1983/2
BBC Radio 1 Live In Concert (Windsong WINCD016) 1992

・Waysted
Waysted (Music For Nations MFN31) 1984/9 ※EP
The Good The Bad The Waysted (Music For Nations MFN43) 1985
Save Your Prayers (Parlophone PCS7307) 1986

・Ghost
Paul Chapman’s Ghost (Zoom Club 709415) 2003/2 ※未発表音源

<solo>
Anthology Volume 1 (no label no number) 1999/10 ※未発表音源

<sessions>
Another Hair Of The Dog (A Tribute To Nazareth)/V.A. (Zebra CDM ZEB23) 2002

【参加グループ】
Rain (1970)
Sad Sam (1970)
Universe (1970-1971)
Skid Row (1971.12-1972.7)
Kimla Taz (1972.12-1974.5)
UFO (1974.5-1975.1/1977.7) ※ツアー・サポート・メンバー
Lone Star (1975.5-1978.11)
UFO (1978.11-1983.3)
D.O.A.
Waysted (1984-1987/2003-2004)
Circus Circus
Ghost