keyboards/vocals
サイケ・ポップ全盛期の1967~1968年に印象的な教会オルガンをフィーチャーしたFelius Andromedaやレアなソロ・シングルを残したキーボード奏者。
1960年代半ば、ブルース・バンドのMorgans Rootsに加入。1967年にFelius Andromedaに改名し、音楽性をサイケデリックなものへと転換する。ロンドン周辺のカレッジ・サーキットなどを中心に演奏活動を行い、Couldryの独特なオルガン・サウンドが特徴的な唯一のシングル「Meditations」をDeccaからリリース。しかし、セールスは振るわず本作を残してグループは解散を決めている。同グループには後にWarhorseなどでNick Simperと活動するギタリストのPete Parksが在籍していた。
1968年には同じDeccaから2枚のソロ名義シングルをリリース。デビュー作となった「James In The Basement」は、B面のみDenis Couldry & The Next Collection名義だが、A、B面ともに同じVic Kearyがプロデュースを担当していたサイケ・バンドSecond Handをバックにレコーディング。
セカンド・シングルはDenis Couldry & Smile名義でリリースされ、Chris SpeddingやHarsh Realityのメンバーが参加していることで知られる。Felius Andromedaおよび2枚のソロ・シングルは、後に多くのサイケ・ポップ/フリーク・ビートのレア・コンピレーション盤に収められるコアなファンに人気の作品となっている。
【参加アルバム】
<solo singles>
・Denis Couldry & The Next Collection(B面のみ)
James In The Basement/I Am Nearly There (Decca F12734) 1968/2
・Denis Couldry & Smile
Penny For The Wind/Tea And Toast, Mr. Watson ? (Decca F12786) 1968/5
【参加グループ】
Felius Andromeda (1967-1968)
Denis Couldry & Smile (1968)