vocals
ロンドン出身。サイケ・ポップのFleur De Lysやソロとして活動したシンガー。当初は本名のChris Andrewsを名乗っていたが、同名の人気ポピュラー歌手との混同を避けるため、1967年にソロに転じてからはTim Andrewsを名乗った。
10代前半からミュージカル俳優として活躍。1965年、Spencer Davis Groupにインスパイアされガレージ・バンドThe Gremlinsを結成。フリーク・ビートの新人バンドが数多くレコーディングを体験し、登竜門的存在だったR.G. JonesのOakスタジオでシングル用のレコーディングを行うが、当時リリースには至らなかった。
1966年春、リーダーでフロントマンだったFrank Smithが脱退したサイケ・ポップのFleur De Lysに加入。同グループには幼馴染のギタリストで後にSpencer Davis Groupに加入するギタリストのPhil Sawyerが在籍していた。同年秋リリースの3rdシングル「Mud In Your Eye」に参加する。
1967年、企画グループRupert’s Peopleのシングル・レコーディングに覆面で参加、同グループでの活動を望んでFleur De Lysを脱退する。しかし、新たに参加メンバーが集められるもうまくいかず、短期間で自ら離脱している。
この後、Tim Andrewsに名前を変えソロに転じ、Parlophoneからソロ名義、シンガーでプロデューサーのPaul Kordaとのデュオ作など1970年代初頭まで多くのシングルをリリースした。その後はDeccaレーベルのスタッフとして活動。
1978年にはパンクやニューウェーブの台頭に合わせて再び音楽シーンに復帰。Kris Ryderの名前でアルバム、シングルをリリースした。
【参加アルバム】
<group>
・Fleur De Lys
Reflections (FDL 1005) 1996 ※変名録音を含む編集盤
<solo album>
・Tim Andrews
Something About Suburbia (RPM RETRO928) 2013/6 ※編集盤
・Kris Ryder
Kris Ryder (Decca SKLR5312) 1979
<solo singles>
・Chris & Maxine
Thousand Times A Day/I’ve Made Up My Mind (Vogue DV14669) 1967/12 ※Germany
・Tim Andrews
Sad Simon Lives Again/You Won’t Be Seeing Me Anymore (Parlophone R5656) 1967/12
Your Tea Is Strong/(Something About) Suburbia (Parlophone R5695) 1968/5
Tiny Goddess/Josephine (Parlophone R5824) 1970/1
・Tim Andrews & Paul Korda
Smile If You Want To/Makin’ Love To Him (Parlophone R5714) 1968/7
Angel Face/Waiter Get Me A Drink (Parlophone R5746) 1968/11
How Many More Hearts Must Be Broken/Discovery (Parlophone R5769) 1969/3
・Kris Ryder
Ordinary Girl – Ordinary Guy/Zoom In On Me (Decca F13808) 1978/10
We’re Alive/Zoom In On Me (Decca F13831) 1979/4
【参加グループ】
The Gremlins (1965-1966)
Fleur De Lys (1966.4-1967.5)
Rupert’s People (1967.summer)
Tim Andrews & Paul Korda (1968-1969)