活動期間1972.11-1976
シンガー兼ドラマーのBobby HarrisonとギタリストMicky Moodyを中心としたスワンプ/ブルース・ロック・バンド。3枚のアルバムを残した。
1972年、ヘヴィ・ロック・グループFreedomを率いていたHarrisonが自身のソロ・アルバム「Funkist」(リリースは1975年)の制作時、本作にセッション参加したJuciy LucyのギタリストMicky Moodyと意気投合したことがきっかけで新バンドを構想。
オーディションなどで元Skip Bifferty、GriffinのベーシストColin Gibson、元Paladinのキーボード奏者Pete Solley、MoodyのTramline時代の仲間でドラマーのTerry Poppleをスカウトして始動。Harrisonはヴォーカルに専念。
バンド名は、Gibsonの提案でCaptain Beefheartの曲の歌詞中にある米軍のスラング”SNAFU”に決定。これは「Situation normal, all f*cked up」(いつも通り状況はめちゃくちゃ)の頭文字からとった略語。ちなみにセカンドおよびサード・アルバムのタイトルになっている。
骨太なサザンロックにも通じる米国南部志向のR&Bやカントリー/スワンプ・ロックを披露。活動期間中に3枚の良作アルバムを残した。後にキーボードはSolleyから元Jackson HeightsのBrian Chattonに代わり、3作目の録音途中に名手Tim Hinkleyへとスイッチしている。しかし、商業的にはうまくいかず、1976年に解散した。
この後、Moody、Gibson、Poppleの3人は揃ってGraham Bonnetのソロ・デビュー作にセッション参加した。HarrisonはBloodhoundを経てNobody’s Businessを結成した。
<albums>
Snafu (WWA WWA003) 1974
Situation Normal (WWA WWA013) 1974
All Funked Up (Capitol 11473) 1975
Pop Spectacular-In Concert/Casablanca & Snafu (BBC CN2051/S) 1974
※A面Casablanca/B面Snafu
<singles>
Dixie Queen/Monday Morning (WWA WWS007) 1974/4
Lock And Key/Bar Room Tan (Capital CL15838) 1975/10
Are You Sure/Bloodhound (Capital CL15858) 1976/2
【メンバー変遷】
#1(1973-1975)
Bobby Harrison:vo
Mick Moody:g/vo
Colin Gibson:b
Pete Solley:key/vln/vo
Terry Popple:ds
#2(1975)
Bobby Harrison:vo
Mick Moody:g/vo
Colin Gibson:b
Terry Popple:ds
Brian Chatton:key
#3(1975-1976)
Bobby Harrison:vo
Mick Moody:g/vo
Colin Gibson:b
Terry Popple:ds
Tim Hinkley:key