Riff Raff

Riff Raff 活動期間1972-1973
 セッション・キーボード奏者として知られるTommy Eyreとジャズ・ロック系ベーシストRoger Suttonのコンビによるジャズ・ロック・グループ。RCAに2枚のアルバムを残した。

 当初は2人を中心としたスタジオ・グループStrabismusとして、ドラマーにEyreのJuicy Lucy時代の仲間Rod Coombes、ヴォーカルに元Happy MagazineのJohn Marshallを迎えて1972年にアルバム用に「Outside Looking In」が録音される。

 たが、当時2人が在籍していたMark-Almondの人気が米国で出始めたことから、こちらの活動を優先するために当時のリリースは見送られた。この時の音源は1999年になってイタリアのレーベルから幻の1stとして発表された。

 Mark-Almond脱退後、改めて活動を再開。ドラマーに元The Grease BandのKenny Slade、ギターにMarshallとともにHappy Magazineなどで活動していたPete Kirtleyを迎え、Kirtleyの提案でグループ名をRiff Raffに改名。ただ、Marshallは不参加となり、ドラマーもブラジル出身のAureo De Souzaにスイッチした。

 サックス奏者のBud Beadleを迎えてRCAでジャズ・ロックの佳作アルバム2枚をリリース。 しかし、74年になりSouzaが就業ビザなどの問題から一時帰国を余儀なくされるなどのアクシデントが発生、解散を余儀なくされた。

 解散後、Eyreはジャズ・ロックのZzebraに加入。まもなくMarshallも合流した。KirtleyはAlan Price Groupに加入。 SuttonとSouzaはNucleusに加わった。

<albums>
Riff Raff (RCA SF8351) 1973
Original Man (RCA LPL1 5023) 1974

Outside Looking In (Disconforme sl DISC1951 CD) 1999 ※実質1stの発掘音源

<single>
Copper Kettle/You Must Be Joking (RCA RCA2396) 1973/7


【メンバー変遷】
#1/Strabismus (1972)
Tommy Eyre:key/g
Alan Marshall:vo
Roger Sutton:b/g/vo
Rod Coombes:ds

#2 (1972.summer)
Tommy Eyre:key/g
Roger Sutton:b/g/vo
Pete Kirtley:g/vo
Kenny Slade:ds
Aureo De Souza:ds

#3 (1972-1973)
Tommy Eyre:key/g
Roger Sutton:b/g/vo
Pete Kirtley:g/vo
Aureo De Souza:ds
※Bud Beadle:sax

#4 (1973)
Tommy Eyre:key/g
Roger Sutton:b/g/vo
Pete Kirtley:g/vo
Aureo De Souza:ds
Bud Beadle:sax
Steve Gregory:sax