活動期間1969.5-8
元The ArtwoodsのシンガーArt Woodが1969年半ばに組んだ短命グループ。1995年になって当時録音された3曲入りのEPがリリースされほか、1998年には再編され、日本限定でアルバムがリリースされている。
1969年5月、Art Woodの実弟でJeff Beck Gourpに在籍していたギタリストのRon WoodとシンガーRod Stewart、Ronのバンド仲間でAshton, Gardner & DykeのベーシストKim Gardner、さらにSmall FacesのIan McLagan、Kenny Jonesという豪華なラインナップでギグを展開。
さらに8月にはベースがSmall FacesのRonnie Laneにスイッチしてレコーディングが行われた。残念ながらパーマネントな活動には至らなかったが、この後Artを除く5人は意気投合しバンドはFacesに発展。残されたこの時のレコーディング曲も後のFacesを強く感じさせる高い完成度を誇る。Artはこの後、グラフィックデザイナーに転身した。
音楽活動はセミプロ程度にとどめていたが、69年当時の音源を収録したEPが1995年にリリースされ、再評価が高まったことを受け1998年にバンドを再編。再編版も豪華な顔ぶれとなっており、演奏活動でパートナーシップのあったThe Downliners SectのDon CaineとKeith Grant、元The KinksのMick Avory、元Mott The HoopleのRay Majors、米国人女性シンガー/キーボード奏者のSandy Dillonのラインナップにより日本オンリーながらアルバムをリリースした。
<albums>
Art Wood’s Quiet Melon (Lost Moment Ent LM12051) 1995 ※3曲入りEP
Money Due (日本クラウン CRCL4036) 1998 ※Japan/再編
【メンバー変遷】
#1 (1969.5)
Art Wood:vo
Ron Wood:g
Kim Gardner:b
Ian McLagan:key
Kenny Jones:ds
※Rod Stewart:vo
※Jimmy Horowitz:key
※John Baldry:vo/harp
#2 (1969.8)
Art Wood:vo
Rod Stewart:vo
Ron Wood:g
Ronnie Lane:b
Ian McLagan:key
Kenny Jones:ds
#2 (1998)
Art Wood:vo
Don Craine:g
Ray Majors:g
Keith Grant:b
Sandy Dillon:key/vo
Mick Avory:ds