活動期間1971-1972
1960年代前半からThe Londoners、The Knackなどのビート/サイケ・ポップ・グループでともに活動してきたPaul GurvitzとBrian Parrishが1971年に再会して結成したフォーク・ロック・デュオ。
Gurvitzは71年、パワートリオのHRバンドThree Man Armyを結成してデビュー・アルバムをリリース。しかし、弟Adrian Gurvitzが同アルバムにゲスト参加していたドラマーのBuddy Milesと新グループを結成するために離脱。このため、Paulは同じく同アルバムにゲストで招いていた旧友のParrishとデュオで活動することに。
同年、George Martinをプロデューサーに迎えて、第1弾アルバム「Parrish & Gurvitz」をリリース。60年代末から一貫してハード・ロック路線を貫いてきたGurvitzがParrishとの融合でフォーク・ロック寄りの音楽性を披露、好アルバムに仕上がった。
72年5~6月にはThree Man Armyで一緒になったドラマーのMike Kellie、元CochiseのベーシストRick Wills、元Bell & ArcのキーボードMick Gallagherの3人をバックにアルバムのプロモートを兼ねた米国ツアーを敢行。セカンド・アルバム用のレコーディングも行われるが、リリースに至らず。この時の音源を含む未発表音源は2007年になってリリースされた。
この後、GurvitzはThree Man Armyを再編。Parrishはセッション、ソロ活動を再開したほか、元YesのTony Kayeの新グループBadgerなどでも演奏した。バックを務めた3人はそのままPeter Framptonの新バンドFrampton’s Camelのメンバーに。
<albums>
Parrish & Gurvitz (Regal Zonophone SRZA8506) 1971
The Parrish & Gurvitz Band (Wet World WW5) 2007 ※US/未発表音源
【メンバー変遷】
#1 (1971) ※アルバム制作時
Brian Parrish:g/vo
Paul Gurvitz:b/g/vo
Mickey Gallagher:key
Mike Kellie:ds
#2 (1971.5-6) ※USツアー時
Brian Parrish:vo/g
Paul Gurvitz:vo/g
Rick Wills:b
Mickey Gallagher:key
Mike Kellie:ds