活動期間1963-1965
1964年ごろにロンドンのFlamingoやKlooks Kleekなどのクラブ・シーンで活動したモッズ好みのR&Bバンド。リーダーはギタリストのWes MinsterことBrian Smith。ソロ・アーティストのバックなどを務めた。
女性ソウル・シンガーMaynell Wilsonのバックを務めた1枚を含めて計3枚のシングルをCarnivalレーベルでリリースしているほか、同グループのベーシスト/シンガーTony Brookのシングル(Tony Brook with The Breakers名義)も同グループの演奏と言われている。
後にColosseumを結成するJon Hiseman、Tony Reeves、Dave Greensladeが在籍していたことでも知られるが、Reevesが後のインタビューで「フルタイムのメンバーではなかった」、Hisemanも「覚えていない」と答えているように3人はレギュラー・メンバーではなかった模様。HisemanとReevesは同バンドのサックス奏者Clive BurrowsとともにIan Bird Quintet(The New Jazz Orchestraの前身バンド)のメンバーとしても同時期に活動しており、この関係でギグをヘルプした可能性も。
BurrowsとPaul Williamsは同グループを経て人気絶頂期のZoot Money’s Big Roll Bandに移籍している。Tony Brookは1965年にソロ名義のシングルをリリース。キーボードのMartin Raymondはこの後Tony Jackson & The Vibrationsでも活動。
<singles>
・Maynell Wilson & The Wes Minster Five名義
Hey,Hey,Johnny!/Baby (Carnival CV7014) 1964
Railroad Blues/Shakin’ The Blues (Carnival CV7017) 1964
Sticks And Stones/Mickey’s Monkey (Carnival CV7019) 1964
・Tony Brook with The Breakers名義
Meanie Genie/Oop Poo Pah Doo (Columbia DB7279) 1964/4
【メンバー】
(1964) 第2期?
Wes Minster:g (aka Brian Smith)
Tony Brook:b/vo (aka Terry Webster)
Jim Ellis:ds
Martin Raymond:key
Clive Burrows:sax
その他
Paul Williams:vo
Tony Reeves:b
Dave Greenslade:key
Jon Hiseman:ds