Medicine Head

Medicine Head 活動期間1969.1-1977.5
 ギター/ヴォーカルのJohn Fiddlerとブルース・ハープのPeter Hope-Evansによる人気ユニット。 1973年リリースのシングル「One & One Is One」が全英3位の大ヒットとなるなど多くのヒット曲を生み出した。

 ウェンズフィールド・グラマー・スクールでギターのJohn Fiddlerとブルース・ハープ奏者のPeter Hope-Evansが出会い、ともに進学したスタッフォード・カレッジ・オブ・アートで音楽活動をスタート。当初は様々な名前をグループに付けて活動していたが、1969年1月バーミンガムにあるブルース・クラブでのステージからMedicine Headと名乗るようになった。

 同年、DJのJohn Peel主催のショーに飛び入り参加。これを機にPeelに認められ、彼のレーベルDandelionとの契約に成功。同年11月にシングル、続いて翌年4月にはPeelのプロデュースでアルバム・デビューを飾る。Peterがハープを吹き、Johnがギターを弾きながら歌い、足でバス・ドラムを叩くというユニークなユニット編成が話題を呼ぶ。

 1971年のセカンド・アルバム「Heavy On The Drum」は元The YardbirdsKeith Relfがプロデュースを担当。同じくRelfがプロデュースしたサード・シングル「(And The) Pictures in the Sky」はシングル・チャートの22位に食い込み、最初のシングル・ヒットとなった。

 しかし、その後間もなくPeterが執筆業に専念したいとの理由でバンドを離れたため、Relfがベースで入り、ドラマーのJohn Daviesを加えた3人編成に。同年末にはEvansが復帰するが、翌1972年にはRelfらがバンドを離れて再びデュオに戻っている。

Medicine Head後期 1973年のシングル「One & One Is One」はシングル・チャートの3位まで上昇する最大のヒットとなり、続く「Rising Sun」も11位を記録。同期の通算4作目のアルバム「One & One Is One」はTony Ashtonがプロデュースに当たり、多くのゲストを招いて制作されたこともあって2人だけでのギグが難しくなったことから同年秋には5人編成へと拡大させた。

 しかし、1975年には経済的な理由から再び2人編成に戻っている。1977年、前年にリリースしたアルバムにゲストで招いたMorgan Fisherの誘いでFiddlerがBritish Lionsの結成に参加したことで解散が決まった。この後、Hope-Evansはセッション活動のほか、The Dance Bandやインド人導師Meher Babaの同じく信者だったPete Townshendのバック・バンドのメンバーとして活動した。

 1980年にMedicine Head名義でHarvestからシングル1枚がリリースされたが、これは実質的にはJohn Fiddlerのソロ作に当たるもの。British Lionsの仲間Ray Major(Ray Smith)の協力でリリースしたもので、本作の前にはFiddlerソロ名義で「Look Don’t Touch」がリリースされておりソロ第2弾となる作品ながら、セールス面などを考慮してMedicine Headのバンド名が使われた模様。

 Fiddlerはこの後、盟友で1976年に他界したRelfの代役としてThe Yardbirdsの再編となるBox Of Frogsに参加した。Fiddlerは2011年、Medicine Head名義としては35年ぶりとなる新作アルバム「Fiddlersophical」を発表している。


<albums>
New Bottles, Old Medicine (Dandelion 63757) 1970/4
Heavy On The Drum (Dandelion DAN8005) 1971/4
Dark Side Of The Moon (Dandelion 2310 166) 1972/3
One & One Is One (Polydor 2310 248) 1973/3
Thru’ A 5 (Polydor 2383 272) 1974/3
Two Man Band (Barn 2314 102) 1976
Fiddlersophical (Angel Air SJPCD373) 2011

・ライブ音源など
Timepeace:Live In London-June 1975 (Red Steel RMC CD021) 1995
Live At The Marquee 1975 (Angel Air SJPCD091) 2001
In Concert (Brilliant BT33082) 2001
Radio Sessions 1971-1977 (Angel Air SJPCD318) 2010

・その他
Don’t Stop The Dance (Angel Air SJPCD185) 2005 ※1975年の未発表アルバム音源

<singles>
His Guiding Hand/This Love Of Old (Dandelion S4661) 1969/11
Coast To Coast/All For Tomorrow (Dandelion S5075) 1970/6
Pictures In The Sky/Natural Sight (Dandelion DAN7003) 1971/6
Kum On/On The Land (Dandelion 2001 276) 1972/1
Only To Do What Is True/Sittin’ In The Sun (Dandelion 2001 325) 1972/4
How Does It Feel/Morning Light (Dandelion 2001 383) 1972/10
One & One Is One/Out On The Street (Dandelion 2001 432) 1973/3
Rising Sun/Be My Flyer (Polydor 205 8389) 1973/7
Slip And Slide/Cajun Kick (Polydor 2058 436) 1974/2
Mama Come Out/Come On Over (WWA WWS015) 1974/9
(It’s Got To Be) Alright/Part Of The Play (Mercury 6008 009) 1974/11
It’s Natural/Moonchild (Barn 2014 102) 1976/7
Me & Suzie Hit The Floor/Midnight (Barn 2014 103) 1976/11
Can’t Get Over You/Tenderhooks (Harvest HAR5209) 1980/7

【メンバー変遷】
#1(1969.1-1971.mid)
John Fiddler:vo/g/ds
Peter Hope-Evans:harp

#2(1971.mid-12)
John Fiddler:vo/g
Keith Relf:b/vo
John Davies:ds

#3(1971.12-1972)
John Fiddler:vo/g
Peter Hope-Evans:harp
Keith Relf:b/vo
John Davies:ds

#4(1972-1973.10)
John Fiddler:vo/g/ds
Peter Hope-Evans:harp

#5(1973.10-11)
John Fiddler:vo/g
Peter Hope-Evans:harp
Roger Saunders:g
Rob Townsend:ds
Charlie McCracken:b

#6(1973.11-1975.5)
John Fiddler:vo/g
Peter Hope-Evans:harp
Roger Saunders:g
Rob Townsend:ds
George Ford:b

#7(1975.5-1977.5)
John Fiddler:vo/g
Peter Hope-Evans:harp