活動期間1964.10-1970
南ウェールズのニース出身のサイケデリック・グループ。The Bystandersなどと並んで、後のウェールズ・ロック・シーンの源流の1つとなったバンドとしても知られている。
ローカル・グループのThe RenegadesにいたRicthie Francisが同じくニースのバンドThe Mustangsに加入。64年10月にドラマーがByron PhillipsからDavid Thomasにスイッチし同時期にグループ名をEyes Of Blueに改名した。グループ名は中心人物のWindham Rees、Ray Williams、Francisの瞳の色が同じ青だったことから名付けられたと言われている。
まもなくギターのMelvyn Davisが抜け4人編成となるが、R&B/ソウル・グループとして南ウェールズ地区で人気を高め、66年にはDeccaとの契約に成功。この頃にドラマーがBrothers Grimmというローカル・グループにいたJohn Weathersに代わり、新たに同郷のバンド元The SmokestacksのGary Pickford – HopkinsとPhil Ryanを加えた6人編成となっていた。
シングル「Heart Trouble」でメジャー・デビューを飾る。68年にはメロディ・メーカー誌主催のコンテストで優勝を果たし新たにMercuryとの契約を得る。11月に初のアルバム「The Crossroads Of Time」を発表。このころには米国のSSWのBuzz Linhartのロンドン録音アルバムのバックも務めている。
69年初頭にReesとWilliamsが脱退するが、ベースにRay Bennettを加えて同年にセカンド「In Fields Of Ardath」を発表。両アルバムともにサイケデリック・ロックの時代を代表するものとして後年になって高く再評価されている。
70年にはBennettに代わってWilliamsが復帰、Big Sleep名義でアルバム1枚を残した。BennettはPeter BanksとFlashを結成。Hopkins、Weathers、Ryanの3人は同じウェールズのグループStrawberry Dustと合体してAncient Grease名義でアルバムを残している。その後、HopkinsとWeathersの2人はWild Turkeyへ。Weathersは後にGentle Giantに加入しプログレッシヴ・ロック・ファンにも存在が知られることに。RyanはManでも活躍。中心人物のFrancisはソロ・アルバムを発表。オリジナル・メンバーのRessは78年にWeathersやRyanらとFaded Gloryでアルバムを自主制作している。
<albums>
The Crossroads Of Time (Mercury SMCL20134) 1968/11
In Fields Of Ardath (Mercury SMCL20164) 1969/11
※グループとしてセッション参加
Buzzy/Buzz Linhart (Philips PHS600 291) 1969 ※US
<singles>
Heart Trouble/Up And Down (Decca DM106) 1966
Supermarket Full Of Cans/Don’t Ask Me To Mend Your Broken Heart (Deram DM114) 1967
Largo/Yesterday (Mercury MF1049) 1968
【メンバー変遷】
#1 (1964.10-1965?)
Wyndham Rees:vo
Ray Taff Williams:g
Melvyn Davis:g
Ritchie Francis:b/vo
David Thomas:ds
#2 (1965-1966)
Wyndham Rees:vo
Ray Taff Williams:g
Ritchie Francis:b/vo
David Thomas:ds
#3 (1966-1969.early)
Wyndham Rees:vo
Ray “Taff” Williams:g
Ritchie Francis:b/vo
John Weathers:ds
Phil Ryan:key
Gary Pickford – Hopkins:vo/g
#4 (1969.early-1970)
Ritchie Francis:g/vo
John Weathers:ds
Phil Ryan:key
Gary Pickford – Hopkins:vo/g
Ray Bennett:b