Dog That Bit People

Dog That Bit People 活動期間1970-1971
 バーミンガムのプログレッシヴ・ロック・グループLocomotiveの後進バンド。

 1969年末、バンドの中心人物だったNorman Hainesが方向性の違いからLocomotiveを脱退。アルバム・リリース前だったこともありマネージャーのJim Simpsonは、ベースのMick HincksとドラマーのBob Lambの2人とともに活動継続を決め、メンバーを補充。アルバムに続きラスト・シングルをリリースする。

 フロントマンに、マンチェスターを拠点に活動していた元St Louis UnionのKeith Miller、セッション系ギタリストだったJohn Caswellを迎え、末期メンバー4人で改名した。

 現在ではコレクター・アイテムとなっている唯一のセルフ・タイトルのアルバムをParlophoneに残した。Simpsonがプロデュースを担当した本作は、ルーラルな雰囲気を持ちながらも時にハードで雑多な音楽性を網羅した良作となったが、商業的な成功を収めることなく1971年に解散を余儀なくされた。

 解散後、ドラマーのBob Lambは末期The Idle Raceを経て、その後進グループSteve Gibbons Bandで活動、後にプロデューサーとしても成功した。残る3人のメンバーは同郷のシンガー・ソング・ライターRaymond Froggetのバックなどセッション活動へ。Keith MillerはSniff ‘n’ The Tearsなどにも在籍。

<albums>
The Dog That Bit People (Parlophone PCS7125) 1971/2

<single>
Lovely Lady/Merry-Go-Round (Parlophone R5880) 1971/1


【メンバー】
#1 (1970-1971)
Keith Miller:g/vo/key
John caswell:g/vo
Mick Hincks:b/vo
Bob Lamb:ds