guitar/keyboards/vocals
南ウェールズのカルト・グループManのオリジナル・メンバー。愛称はClint。
1963年、メイサー・ティヴィルでMicky JonesらとThe Bystandersを結成。66年にメジャー・デビューを果たし、68年までに計８枚のシングルをリリース、ヴォーカル・ハーモニー・グループとして活躍した。Mark St. John、Clint Spaceの芸名を使うこともあった。
同年、グループはよりプログレッシヴな方向性へと音楽性を転換し、バンド名をManに改める。翌年、Pyeからアルバム「Revelation」で再デビューを果たす。ソングライターとしてもグループを支えたが、1971年秋には長期の国外ツアーに疲れて脱退。72年初頭にはPete Brown & Piblokto !を経た同じウェールズ出身のPhil Ryan、Will YouattとIorwerth Pritchard & The Neutronsを結成した。しかし、活動を軌道に乗せる前の72年5月にJonesの要請でRyan、Youattを引き連れてManに復帰。同年リリースのアルバム「Be Good To Yourself At Least Once A Day」に参加するが、73年初頭には再びグループを離れている。
1973年末にManを脱退したRyanとYouattが結成したThe Neutronsには加わらず、その後ソロ・アルバムの制作を開始。ドラムスとプロデュースに元Help YourselfのDave Charles、ベースにMan時代の仲間Martin Aceを迎え、唯一のソロ作「You Always Know Where You Stand With A Buzzard」を75年にリリース。同作は南ウェールズ・ロック・シーンの聖地とも言えるロックフィールド・スタジオで制作された佳作。
その後はMicky JonesやWill YouattとのContarabandなど、スウォンジー周辺のパブやクラブ・サーキットでローカルな活動を継続した。長らく肺気腫を患っていたが、2011年８月24日、66歳で他界。
【参加アルバム】
<group>
・Man
Revelation (Pye NSPL18275) 1969/1
2ozs. Of Plastic With A Hole In The Middle (Dawn DNLS3003) 1969/10
Man (Liberty LBG83464) 1971/3
Do You Like It Here Now? Are You Setting In ? (United Artists UAS29236) 1971/11
Be Good To Yourself At Least Once A Day (United Artists UAG29417) 1972/11
<solo>
You Always Know Where You Stand With A Buzzard (United Artists UAS29733) 1975
<session>
Doing A Moonlight/Alkatraz (United Artists UAS30001) 1976
【参加グループ】
The Bystanders (1963-1968)
Man (1968.11-1971.12/1972.5-1973.early)
Iorwerth Pritchard & The Neutrons (1972.1-5)
Spencer’s Bi-Annual Band (1988) with Terry Williams/Martin Ace/Tweke Lewis
Contaraband (1991- )