Glenn Campbell

Glenn Campbell steel guitar/dobro
 1946年4月26日生まれ。米国サンディエゴ出身。ミドルネームはRoss。フリーク・ビートの名グループThe Misunderstoodやその後進のブルース・バンドJuicy Lucyを率いて活動したスティール・ギタリスト。

 1960年代前半、カリフォルニアのサーフィン・グループで活動を開始。The Goldstonesというグループを経て1965年に同じサーフィン・バンドのThe Blue Notesに加入。グループ名をThe Misunderstoodに改名する。翌66年に渡英し、フリーク・ビートへとシフト。リード・ギタリストの徴兵による帰国に伴い、ソングライティングもこなすギタリストで後にHigh Tideを結成するTony Hillを加えてシングルをリリースする。
 
 しかし、今度はヴォーカリストのRick Brownが徴兵されて帰国を余儀なくされ、まもなく解散を余儀なくされた。1967年に帰国し、ブルース・ハープ奏者Rod PiazzaらとThe Dirty Blues Bandで活動し、同年にはセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表。1969年に再びイギリスに戻り、The Misunderstoodを再編。Ray OwenChris Mercerらを迎えてシングルを2枚リリースする。
 
 同年秋にはThe Misunderstoodの再編第1弾シングルに参加していたOwenやMercerらとヘヴィ・ブルース・バンドJuicy Lucyを結成。新興のVertigoと契約、デビュー・シングルでBo Diddleyのカバー「Who Do You Love?」がチャートの14位にまで上昇するヒットを記録、順調なデビューを果たした。

 Vertigoから2枚のアルバムをリリース。1971年にBronzeに移籍して3枚目のアルバム「Get A Whiff Of This」リリースするが、同年には自らグループを脱退。バンドはオリジナル・メンバーがいなくなる事態となったが、Paul WilliamsMicky Moodyが引継ぎ活動を継続することになった。

 セッション活動を経てその後米国に戻り、Joe Cockerの米国ツアーのバックやRod Piazza’s The Dirty Blues Bandなどで活動。1982年にはThe Misunderstood時代の仲間Rick Brownと再会してThe Influenceを結成、シングル1枚を残した。その後、ニュージーランドに移り、自身のグループでの活動の一方、セッション活動を行った。


【参加アルバム】
<group>
・The Misunderstood
Before The Dream Fades (Cherry Red BRED32) 1982 ※未発表音源含む編集盤
Golden Glass (Time Stood Still TSSLP1) 1984 ※編集盤

・The Dirty Blues Band
The Dirty Blues Band (Bluesway BLS6010) 1967

・Juicy Lucy
Juicy Lucy (Vertigo VO2) 1969/11
Lie Back And Enjoy It (Vertigo 6360 014) 1970/10
Get A Whiff Of This (Bronze ILPS9157) 1971

<session>
Faces/Shawn Phillips (A&M AMLS64363) 1972
First Album/Roger Morris (Regal Zonophone SRZA8509) 1972
In Memory Of Robert Johnson R.I.P./Paul Williams (Sonet SNTF654) 1973
Wherever My Love Goes/Keith West (Kuckuck 2375 023) 1974 ※Germany
Almost Grown/Garrett Lund (private pressing no number) 1975 ※US
Live In L.A./Joe Cocker (Cube HIFLY23) 1976
Grass Highway/Topp Twins (EMI 533332 2) 2001 ※New Zealand

【参加グループ】
The Goldstones
The Misunderstood (1965-1967/1968.3-9)
The Dirty Blues Band (1967-1968)
Juicy Lucy (1969.9-1971.7)
Joe Cocker with Chris Stainton Band (1972)
The Influence (1982)