活動期間1968.mid-1969.12
John Cann率いるハード・サイケデリック・グループ。当初はThe Attackの最終ラインナップがそのまま移行する形でのバンド構想だったようだが、Cann以外のメンバー全員がすぐに離脱したため、元のバンド仲間のMick Hawksworth、Wingsなどで活躍するギタリストのJimmy McCullochの実兄Jack McCulloch（当時はJack Collinsを名乗っていた）のトリオ編成で活動を開始している。
プロデューサー/DJのJohn PeelのTop Gearに出演し、これがきっかけとなりDandelionとの契約のチャンスをつかむが、デモ録音のみで破綻。この後、Trackが興味を示すものの、プロデューサーにThe WhoのPete Townshendを起用するように求めたレーベル側に対してセルフ・プロデュースを主張しこれも流れる。
1969年３月にドラマーが元The Neat ChangeのIan McLeanにチェンジ。最終的にRCAと契約してアルバム、シングル各１枚を発表したが、1969年末に解散した。Cannは翌年、Atomic Roosterに加入。HawksworthはFuzzy Duckを結成した。McCullochは弟Jimmyが在籍し全英シングル・チャート１位の大ヒットを放ったThunderclap Newman（プロデュースはTownshend！）に加わっている。
同グループは1968年、レーベル側からの要請でサイケデリック・ロックの企画アルバムThe Five Day Week Straw Peopleに覆面で参加している。
<albums>
Andromeda (RCA SF8031) 1969/7
Seven Lonley Street (Reflection/Music Mixture MM026) 1990 ※未発表音源
Live At Middle Earth (Kissing Spell KSLP9497) 1995 ※Middle Earthでのライブ
Return To Sanity (Background HBG122/5) 1992 ※未発表音源
Beginnings 1967-68 (Angel Air SJPCD 243) 2007 ※未発表音源
<singles>
Go Your Way/Keep Out ‘Cos I’m Dying (RCA 1854) 1969/6
【メンバー変遷】
#1(1968.mid-1969.3)
John Cann:g/vo
Mick Hawksworth:b/vo
Jack Collins (McCulloch):ds → Thunderclap Newman
※Rod Roach:g → Horse
#2(1969.3-1969.12)
John Cann:g/vo
Mick Hawksworth:b/vo
Ian McLane:ds
※後の未発表音源集のクレジットには1967年の表記があります。The Attackに在籍しながら、Cann師匠はすでにAndromedaとして活動していたのでしょうか？ 1968年なら前後関係が合うんだけど・・・ あとHorseのギタリストになるRod Roachの在籍時期も不明です。