keyboards
1946年4月17日生まれ。イングランド南部ケント州フォークストーン出身。「Sympathy」の大ヒットで知られるプログレッシヴ・グループRare Birdの中心人物。本名David Franklin Ewer。
1968年11月、同じ鍵盤楽器奏者のGraham Fieldと出会い、ダブル・キーボードの新たなプログレッシヴ・ロック・グループを構想。翌69年8月にSteve Gould、Mark Ashtonのリズム・セクションを加えてRare Birdを結成する。
まもなくCharismaと契約を果たし、同年末に同レーベルの第1弾アルバムとなったデビュー・アルバム「Rare Bird」を発表。本作からシングル・カットされた「Sympathy」がフランスやイタリアなど欧州を中心に大ヒットを記録し、一躍人気グループとなる。
70年にリリースしたセカンド・アルバムを最後にFieldとAshtonが脱退しグループは分裂の危機を迎えるが、Gouldとともにバンドを存続させ、後期はファンキー色を取り入れ、ルーラル・ロック的な音楽性へと方向転換、グループの核として75年の解散までバンドをけん引し計5枚のアルバムを残した。1970年代後半はソウル・バンドFreshのメンバーとしても活動。
セッション活動としてはKing Crimsonへの参加で知られるシンガーソングライターGordon Haskellのソロ作やAshtonが結成したハードロック・バンドHeadstoneなどへの参加がある。80年代には米国の架空ヘヴィ・メタル・グループのモキュメンタリー映画「Spinal Tap」のアルバムにも参加。その後はプロデュース業もこなした。
【参加アルバム】
<group>
・Rare Bird
Rare Bird (Charisma CAS1005) 1969/11
As Your Mind Flies By (Charisma CAS1011) 1970/9
Epic Forest (Polydor 2442 101) 1972
Somebody’s Watching (Polydor 2383 211) 1973
Born Again (Polydor 2383 274) 1974
・Fresh
Get Fresh (MCA MCA2241) 1977
・The Linda Imperial Band
LIB (Global GRA65173) 2012/5 ※US
<produce>
Call Of The Wild/The Tyrant Michael (JDC JDC0106) 1988 ※12″
<session>
Colin Scot/Colin Scot (United Artists UAG29154) 1971
The London Chuck Berry Sessions/Chuck Berry (Chess 600200) 1972
It Is And It Isn’t/Gordon Haskell (Atlantic K40311) 1972
Just Another Clown/Colin Scot (Warner Bros. K46236) 1973
Bad Habits/Headstone (EMI EMA766) 1974
This Is Spinal Tap/Spinal Tap (Polydor POL281) 1984
A Martian Christmas/Paul Kantner (Gonzo Multimedia GZO101CD) 2013
【参加グループ】
Rare Bird (1969.8-1975)
Fresh (1977-1978)
The Linda Imperial Band