vocals/drums
1948年7月生まれ。Van Der Graaf Generatorのオリジナル・メンバー。活動初期はChris Judge Smihを名乗る。1990年代に入って本格的なソロ・アーティストとしての活動を活発化させた。
67年秋、マンチェスター大学でPeter Hammillと知り合い意気投合し、Van Der Graaf Generatorを結成する。グループ名はSmithの発案で、オルガンのNick Pearneを加えたトリオ編成でも活動。翌年春に脱退したPearneに代わりHugh Bantonを加えてロンドン進出を果たし、積極的なレコード会社への売り込みやデモ・テープづくりに励む。
メンバーを増強しデビュー・シングル「People You Were Going」の録音に臨む。グループ結成当初はドラムスを担当していたが、Hammillとともにソングライティングを行っていたため、自身の楽曲を歌う目的でヴォーカルも担当するようになる。このためドラマーにGuy Evansが加わるが、Hammillがリード・ヴォーカルを担当していたこともあり、シングル・デビューを前にグループを去った。
69年、David Jackson、Max Hutchinsonらとジャズ・ロック・グループHeebalobを結成。同年夏のナショナル・ジャズ・フェスティバルに出演。同フェスにはHammillもソロとしてステージに立った。活動は短命に終わり、同年秋にはJacksonがVdGGに加入している。
その後、ロックからやや距離を置いた活動に入り、1972年頃にはHutchinsonと前衛グループThe Free Art Research Trioで活動。70年代半ばからは舞台での音楽劇やテレビ音楽なども手掛けた。
91年には60年代から70年代にかけてつくったデモ音源集からなるファースト・ソロ・アルバムをリリース。同音源にはHammillをはじめVdGGのメンバーが参加したテイクも含まれている。
その後、本格的なソロ活動を開始し、1994年には実質的なソロ第1作となる「Dome Of Discovery」を発表。2000年にはHammillやArthur Brown、Pete Brownらをゲストに2枚組のコンセプト作「Curly’s Airships」を発表した。
【参加アルバム】
<group>
・L-Rad
Long – Range Audio Device (Master Of Art MASTER104) 2008/1
<solo albums>
Democrazy (Oedipus Recs THEEBS001) 1991 ※68-77年の録音
Dome Of Discovery (Oedipus Recs THEEBS003) 1994
Curly’s Airships (Master Of Art MASTER101) 2000
The Full English (Labour Of Love 76119 01705 1) 2005/5
The Vesica Massage (Master Of Art MASTER102) 2006
Orfeas (Masters Of Art MASTER106) 2011
Zoot Suit (Masters Of Art MASTER107) 2013/3
<solo single>
・The Tribal Elders
The Light Of The World/I Don’t Know What I’m Doing (Master Of Art MASTER103) 2007
<session>
In Camera/Peter Hammill (Charisma CAS1089) 1974/9
The Fall Of The House Of User/Peter Hammill (Some Bizzare SBZLP007) 1991/11
The Climber/The Fløyen Voices (Master Of Art MASTER105) 2010
Gridlock/Mr. Averell (Equally Tuned ET20130101) 2013/5
【参加グループ】
Van Der Graaf Generator (1967.11-1968.11)
Heebalob (1969)
The Free Art Research Trio (1972)