Trader Horne

Trader Horne 活動期間1969.1-1970.late
 Fairport ConventionGiles, Giles & Frippを経たシンガーJudy Dybleが、ThemやBelfast Gypsiesで活動してきたシンガーソングライターJackie McAuleyと結成したフォーク・デュオ。アルバム1枚、シングル2枚を残した。

 Steamhammer人脈のギタリストMartin Quittentonやベース/キーボードのPete Searsらと知り合ったDybleが、Searsと当時同居していたMcAuleyと意気投合して1969年に結成。グループ名はDJ兼プロデューサーのJohn Peelの乳母から取られており、Searsが命名した。当初はSearsもメンバーとして名を連ねていたが、まもなく離脱している。

 Pyeから同年にシングル「Sheena」でデビュー。翌70年には傘下のDawnからアルバム「Morning Way」をリリースする。後期Themの主要メンバーだったRay Elliottらをサポートに招いた同作は、後に英国フォーク・ファンにとってのマスト・アイテムとして高く再評価されるが、リリース当時は商業的な成功を得るには至らなかった。

 1970年半ばにはDybleが脱退。McAuleyは新たなパートナーにSaffron Summerfieldを迎えて活動を継続したが、まもなく解散を迎えている。 McAuleyはソロに転じ、翌1971年にソロ・アルバムを制作。Summerfieldも自身のレーベルMother Earthから1970年代中期に2枚のソロ作を残している。


<albums>
Morning Way (Dawn DNLS3004) 1970/4

<singles>
Sheena/Morning Way (Pye 7N17846) 1969/11
Here Comes The Rain/Goodbye Mercy Kelly (Dawn DNS1003) 1970/2


【メンバー変遷】
#1 (1969.1-1970.5)
Judy Dyble:vo/p/harp
Jackie McAuley:vo/g
※Pete Sears:b/key (夏頃に離脱?)

<アルバム・サポート・メンバー>
Ray Elliott:fl/cla (ex-Them)
Andy White:ds
John Godfrey:b/arr

<ギグ・サポート>
Hugh Thomas:g
Ian Gumblefinger:b

#2 (1970.5-late?)
Jackie McAuley:g/vo
Saffron Summerfield:vo/g